2014年2月13日木曜日

小保方晴子氏の騒動の経緯

小保方晴子氏の騒動の経緯

2014年1月29日 STAP論文が発表される。
2014年1月30日 ハーバード大ではサルの治療で実験中であることが発表される(産経記事)。
2014年2月5日(米国時間)  Pubpeerで、 Nature Article論文の電気泳動画像の不正疑惑が浮上する。
2014年2月6日 ハーバード大が、初の人でのSTAP細胞とする、写真を公表する(日経記事)。
2014年2月7日 古舘伊知郎が京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授にインタビュー
2014年2月8日(米国時間)  STAP NEW DATA の掲示板(ブログ記事)が公開される。
2014年2月12-13日 Tissue Engineering誌の論文の不正流用画像が2ch生物版スレで指摘され、世界変動展望ブログに図がUPされる。
2014年2月12日 山中伸弥教授が、「iPS細胞とSTAP幹細胞に関する考察」を発表
2014年2月12日 小保方晴子氏、首相官邸で開かれる政府の総合科学技術会議(議長・首相)に出席表明する。
2014年2月12日 RNAseqとChiPseqのデータの未登録問題が明らかとなる。
2014年2月13日 理化学研究所の職員らの研究論文に疑義があるとの連絡を受けた研究所の職員から、役員を通じて監査・コンプライアンス室に相談があった。監査・コンプライアンス室長は、「科 学研究上の不正行為の防止等に関する規程(平成24 年9 月13 日規程第61 号)」第10 条第3 項に基づき、当該相談を通報に準じ て取扱うこととし、規程第11 条に基づき、同日より同年2 月17 日の間、予備調査 を実施した。予備調査に当たった者は、石井俊輔、岩間厚志、古関明彦、眞貝洋一、 田賀哲也の5名である。研究所は、予備調査の結果の報告を受け、平成26 年2 月 17 日、規程第12 条に基づき本調査を実施することを決定し、石井俊輔を委員長と する本調査委員会(以下、「委員会」という。)が本調査を行うこととなった。調査報告より)
2014年2月13日 Twitter上で、 Nature Letter論文の胎盤画像の流用疑惑を公表。その後、PubPeerにも同内容を投稿。
2014年2月14日 小保方晴子氏、総合科学技術会議土壇場で欠席(時事通信
2014年2月15日 理化学研究所が2月13-14日に小保方晴子氏に聞き取り調査を行ったと、毎日新聞により報道される。
2014年2月16日 慶應大学の吉村氏、TCR組み換えのデータの件を指摘
2014年2月17日 明石市立市民病院研修担当部長の金川氏も、TCRの件を指摘
2014年2月17日(米国時間) Natureが調査を開始する
2014年2月17日 Nature論文の共著者で共同研究者の若山照彦教授も山梨大学のラボではSTAP細胞作製の再現に成功していないことが判明
2014年2月18日 小保方氏に学位を与えた早稲田大も調査開始を表明するが(朝日新聞)、生データ調査などの不正調査前から擁護の動きを見せる。
2014年2月19日 米ハーバード大医学大学院広報が調査開始を表明する毎日新聞
2014年2月19日 小保方晴子氏の博士論文におけるヴァカンティ教授の肩書に関する誤記が密かに訂正される(⇒参考記事)。
2014年2月19-20日(米国時間)  RNAseqとChiPseqのデータがようやくデータベースに追加される。
2014年2月20日 理研の調査委員会が、笹井氏と小保方氏より、修正すべき点についての申し出とこれに関する資料の提出を受けた。申し出の内容は、論文1の脾臓の造血系細胞から作製 したSTAP 細胞からの分化細胞並びにテラトーマの免疫染色データ画像の一部 (Figure 2d 下段中央の1枚とFigure 2e下段の3枚)が、実際には骨髄の造血系 細胞から作製したSTAP 細胞を用いた画像であること、正しい画像に訂正することを考えているという2点であり、提出された資料はこれらの画像のファイルであった。小保方氏から、それぞれの実験の過程で、脾臓及び骨髄に由来する血液 細胞のサンプルに対し、いずれもhemato(hematopoietic:血液系の意味)というラベルを用いていたため混乱が生じ、同氏において画像の取り違えをしてしま ったとの説明を受けた。その後、論文1の画像は、小保方氏の早稲田大学における学位論文に掲載された画像と酷似することが判明した。上記の申し出の際、これらの図が小保方氏の学位論文に掲載されたデータから得られたものであるとの言及はなかった。(途中略)笹井氏は、2月20日の委員会のヒアリングの数日前に小保方氏から画像の取り違え等について知らされ、論文を訂正するための正しいデータを至急取り直すことを小保方氏に指示したと説明した。実際に、訂正のために提出されたテラトーマに関する画像の作成日の表示は2014年2月19日であった。(調査報告より)
2014年2月21日 WSJの取材に対し、理研CDBがSTAP細胞作製方法の詳細をいずれ公開すると回答。
2014年2月22日 利益相反事項の隠蔽が新たな問題として浮上する。
2014年2月22日 大和雅之・東京女子医大教授の3月4-6日の日本再生医療学会欠席が判明する。
2014年2月22日 小保方晴子氏の博士論文の学位申請研究業績書に実際には存在しない国際特許が記載されていた疑惑が浮上する
2014年2月22日 Nature protocol誌( 2011)の論文の Fig5a-Bcellとneutrophilのグラフの類似性に疑惑が浮上する
2014年2月22日 Nature Article論文Fig3bの蛍光顕微鏡写真に疑惑が浮上する
2014年2月26日 Nature Article論文で、他研究者の論文から引用無しで文章を剽窃したことが明らかとなる(一件目)。古い実験機記名まで剽窃していることから、記述通りに実験を行っていないのではないかという疑惑も浮上。
2014年2月26日 脊髄損傷のサルをSTAP細胞移植で治療したと発表したチャールズ・ヴァカンティ教授のグループの小島宏司氏の論文における不適切な画像流用が発覚(一件目)
2014年2月27日 Nature Letter論文のFig.1a,1bの胎盤・胎膜の画像の蛍光強度に関する疑惑が浮上する。
2014年2月28日 TISSUE ENGINEERING誌論文(小保方晴子氏は第二著者)でも利益相反事項の隠蔽が発覚する。
2014年3月3日 日本分子生物学会が、理事長声明『STAP細胞論文等への対応について』を発表する。
2014年3月4日 小島宏司氏の論文における不適切な画像流用が発覚(二目)
2014年3月4日 Nature Article論文で、新たな文章の剽窃が明らかとなる(二件目)。2006年に消滅したChemicon社のURLや同社の古い試薬まで剽窃していることから、記述通りに実験を行っていないのではないかという疑惑も浮上。
2014年3月5日 不自然なテラトーマ画像に関する疑惑が指摘される。
2014年3月5日 理研より、追加のSTAP細胞作製方法が公開される。STAP幹細胞にはTCR再構成の証拠がみつからなかったことが公表され、著者らの論文のストーリーが崩壊する。
2014年3月6日 マウスの性別を統一せずに実験を実施していたのではないかという実験上の杜撰さが指摘される
2014年3月8日 小島宏司氏の論文における不適切な画像流用が発覚(三目)
2014年3月9日 Nature Article誌の論文におけるSTAP細胞の多能性を示す重要な図の多くが、小保方晴子博士論文からの流用であることが発覚する。
2014年3月10日 山梨大の若山照彦教授が、理研の著者らに論文撤回を呼びかける。
2014年3月11日 小保方晴子氏の博士論文の序章のBackgroundのほとんどの文章が、NIHのサイトからの剽窃(盗用)であることが発覚する。
2014年3月12日 小保方晴子氏の博士論文のReferencesが他者論文からのコピペであることが発覚する。
2014年3月13日 小保方晴子氏の博士論文の実験画像の一部がバイオ企業のホームページに掲載されている画像からの盗用であることが指摘され、彼女が実験そのものをしておらず、データを捏造していたことが明らかとなる。
2014年3月13日 笹井、丹羽氏の2名が、小保方晴子氏の博士論文からNature誌のSTAP細胞論文への実験画像の不正流用を2月頃には既に把握していながらも、調査委員会には知らせず、3月5日にSTAP細胞作製の実験手技の追加発表をしていたことが明らかとなる。
2014年3月14日 理研の調査委員会の中間報告が発表される。
2014年3月15日 小保方晴子氏の博士論文を審査した常田聡氏の研究室の学生の博士論文や、武岡真司氏の研究室の博士論文にもコピペが大量に発見される。
2014年3月19日 理研の調査委員会が小保方氏から実験ノートを受け取る
2014年3月25日 小保方晴子が「129」と呼ばれる系統のマウスから作り出したとしていたSTAP細胞2株の遺伝子を、共同研究者の若山照彦教授が調べたところ、細胞は「B6」というマウスと、B6と129の子どものマウスに由来する細胞とわかった。(朝日新聞より
2014年4月1日 理研が研究論文(STAP細胞)の疑義に関する調査報告を発表する。

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