2014年3月13日木曜日

小保方晴子の博士論文の疑惑まとめ


早稲田大学大学院 先進理工学研究科 博士論文概要
論文題目 Isolation of pluripotent adult stem cells discovered from tissues derived from all three germ layers (三胚葉由来組織に共通した 万能性体性幹細胞の探索)

小保方晴子氏の博士論文のpdfファイル(剽窃・盗用などの研究不正判明分や、Nature誌へ不正に流用された画像を含む第3章など検証・批評用)⇒ 表紙、目次、BackgroundReferences第3章FiguresAcknowledgementsCurriculum Vitae


博士論文審査報告書によると、この不正で溢れた博士論文を通した早稲田大学の審査員は、 常田聡 早稲田大学教授   武岡真司 早稲田大学教授   大和雅之 東京女子医科大学教授   Charles A. Vacanti (チャールズ・A・ヴァカンティ) ハーバード大学教授 の4人です。



問題1 (博士論文):

小保方晴子氏の博士論文:
"Background"のPdfファイル(表紙、目次含む) "Background"文章のほとんどが NIHの下記サイト(Stem Cell Basics)からの剽窃(盗用)です。


difff《デュフフ》による比較:
青くハイライトされていない部分が剽窃箇所。


最後のイントロ1.5節は自力で書いたように見える(青くハイライトされている)が、これも剽窃(盗用)です。1.5節の第2段落の上記NIHサイトからの剽窃で(文書の順番が変わっているだけ)、1.5節の第2段落は下記文献からの剽窃です。



さらに、Figure 1も、NIHサイト(Appendix A: Early Development)の
Figure A5の図(© 2001 Terese Winslow, Caitlin Duckwall)から剽窃(盗用)されたものです。

下記の小保方氏の博士論文のFigure 1 を NIHサイトの元画像と比較してください。

↓ 小保方晴子氏の博士論文のFig2は、幹細胞研究会のホームページ掲載の図を切り貼りして作製したものです。(写し

肝細胞研究会のホームページには、「Copyright (C) 2007-2009 The Japanese Society for the Research of Hepatic Cells. All Rights Reserved.」の記載があります。




問題2 (博士論文):

小保方晴子氏の博士論文の第2,3,4,5章の各章にはReferencesの項目があり多数の論文を引用していますが、各章の本文自体にはReference番号が一つもなく、どの文章がどの論文を引用しているのか全く不明なのです。また、これらのReferencesは、全てが他の論文からの剽窃(盗用)であり、博士論文の本文とは一つ一つ対応していないと考えられます。

PDFファイル(博士論文の第2,3,4,5章の各章のReferences)
↓ 
(第3章のReferencesは、コピペ操作によりページ範囲が文字化けし、盗用元と同じくABC順になってしまっている)



剽窃(盗用)元の論文

「2章」 
1 ~ 23 は 
http://dx.doi.org/doi:10.1089/ten.tea.2010.0385  (学位論文の構成要素)
っぽい? (要検証) 
24 ~ は 

3章」 

4章」 
1 ~ 49 は 
50 ~ 52 は 
http://dx.doi.org/doi:10.1089/ten.tea.2010.0385  (学位論文の構成要素)の31から33

5章」 



問題3 (博士論文):
小保方博士論文の Figure 10(p53)Ectoderm (Hepatocyte)の実験画像は、 

















さらに、小保方博士論文の Figure 10(p53)のMesoderm (Muscle)の実験画像は、




















論文本文中やレジェンド(小保方博士論文 pp.49-50, p.53)では、

3.3Results 3.3.1 Differentiation potential of cells in vitro When representative bone marrow derived spheres were dissociated into single cells and exposed to three different differentiation media, the cells differentiated to express specific genes of the three lineages, Map2 (ectoderm), MyoD (mesoderm) and alpha-fetoprotein (AFP, endoderm) (Fig. 10). 
Figure 10 in vitro differentiation of bone marrow spheres After 6 weeks of culture, cells change their figurations into those of cells representative of three germ layers. 


と記載されており、 Figure 10の画像は、小保方氏自身が実験を行って得られた実験画像であるとしています。よって、これは、実験画像の盗用だけでなく、実験データの捏造の研究不正にもあたります。


調査中
Fig.10のEctodermのNeuronの画像の出所を調査中です。














問題4 (博士論文):
小保方博士論文のFigure 20のマウスの画像は、
Harlan Laboratories, Inc.のホームページに掲載されているC57BL/6 Albino Miceの画像を盗用したものです。(写し


問題5 (博士論文):
小保方晴子氏の博士論文概要の研究業績に、実際には存在しない国際特許が記載されていた疑惑が、上がっています(下記参照)。

小保方晴子氏の博士論文概要の学位申請研究業績書の欄に、”国際特許 Haruko Obokata, Charles A. Vacanti. Sub Population of Retained Embryonic Like Cells”の記載があるが、HARUKO OBOKATAで特許を検索しても、2013年公開のSTAP特許の1件だけ。
特許は出願して1年半で公開されるので、特許出願がなされていないか、 出願したが、公開される前に取り下げたかのどちらかだが、 同じ技術内容が、論文として公開されているので、取り下げる意味はない。詐欺商品の「特許出願中」のようなものかもしれない。通常、国際特許(PCT)は費用がかかるので、 まずは、アメリカに国内出願をして、それから大事だと思ったら、 追加修正を確認した上で、本命のPCTを出願する。 STAPの特許出願はその手順に従っている。 博士論文においては、最初から国際特許と書いているのと、出願番号も書いていない時点で十分怪しい。

国際特許の検索 
英語 
日本語 


同様に、 小保方晴子氏の博士論文のCurriculum Vitae(履歴書)の項目にも、存在が確認できない特許 (Haruko Obokata, Charles A. Vacanti. Sub Population of Retained Embryonic Like Cells) が記載されています。 




問題6 (博士論文):
小保方晴子氏の博士論文審査報告書に、審査員として記載されていたPhDを持っていないVacanti教授の肩書きが誤ってMD, PhDとなっていたことが問題となっていましたが、2014年2月19日に密かに訂正されたようです。しかしながら、訂正に関する告知がないことが、さらに批判を招いています。 旧 博士論文審査報告書
新(訂正後) 博士論文審査報告書 (写し




問題7(博士論文):
小保方晴子氏の博士論文のFig.8Fig.16の電気泳動画像に、上下反転などの不適切な改竄が認められ、さらに、不適切な流用が多岐にわたることから、不注意ミスではなく故意による捏造が疑われています。



↓ Fig.8(博士論文)



↓ Fig.16(博士論文)



なお、この博士論文のFig.8Fig.16は、それぞれ、下記のTissue Eng Part A誌の論文(疑惑論文3)のFig.2とFig.3として、使用されています。

このTissue Eng Part Aの論文は、小保方晴子氏の博士論文概要の学位申請研究業績書にも記載されています。


疑惑論文3: Tissue Eng Part A 
(小保方晴子氏の学位取得申請において重要であった論文)
論文タイトル:  "The potential of stem cells in adult tissues representative of the three germ layers"
著者: Haruko Obokata (小保方晴子, Koji Kojima (小島宏司), Karen Westerman, Masayuki Yamato (大和雅之), Teruo Okano (岡野光夫), Satoshi Tsuneda (常田聡), Charles A Vacant (チャールズ・バカンティ, Tissue Eng Part A, 17 (2011)

Tissue Eng論文(学位業績)は、類似画像の多さからみて、うっかりミスによる貼り間違えなどという弁明は厳しいでしょう。これほどの多数の類似画像は、データ流用の故意性もしくは著者らのデータ管理の杜撰さ、研究内容の信頼性の低さを示唆しています。
東大医の小室氏(元千葉大医)らのように生データを紛失したとして真相をうやむやにし、プロトコルまで変えて再実験し、大量訂正するという逃れ方もできますが、いずにしろ、データ管理が不十分であると、誰も信用しなくなるでしょう。

なお、小保方晴子氏の学位取得に重要であった"Tissue Eng Part A"の論文のデータ流用疑惑については、この研究に科学研究費が使用されているようなので、文部科学省(日本学術振興会)や早稲田大学へ、制度に度づいて、調査を要求することができます

 → 
(再生医療本格化の為の上皮細胞を中心とした新規組織工学技術の開発 Research Project Number:08J05089)

類似画像4: 
Tissue Eng Part Aの論文において、Fig.2のFgf5のバンド画像と、Fig.3のNat1のバンド画像が類似しており、データの流用が疑われます。


類似画像5: 
Tissue Eng Part Aの論文において、Fig.3のKlf4のバンド画像を上下反転させると、Fig.3のCriptoのバンドがに類似します。また、これらの画像の左から1列目と2列目のバンド画像は、Fig.4のNat1のバンドとも類似しています。上下反転という操作や、3つの実験画像にわたる類似性から、故意によるデータの流用が疑われています。



















類似画像6: Fig.2のKlf4の左から1,2列目のバンド画像が、Fig.3のSox2の左から3,4列目のバンド画像と類似しており、データの流用が疑われています。











問題8(博士論文):

小保方晴子氏の博士論文のFig.6のFの画像は、小保方氏が第一著者のTissue Eng Part A誌論文のFig.1のFと、互いに上下反転の関係にあります。不適切なデータ改ざんが疑われます。

↓ 博士論文のFig.6




↓ Tissue Eng Part A誌論文のFig.1





問題9(博士論文):

博士論文のFig.18の「spinalsphere由来のテラトーマ様の塊」の画像は、小保方氏が第一著者のTissue Eng Part A誌論文Fig.6のDでは「pneumosphere由来のテラトーマ様の塊」の画像として異なる目的のために使用されており、不適切なデータであることが疑われます。

さらに、博士論文のFig.19の「pneumosphere由来のテラトーマ様の塊」の画像は、小保方氏が第一著者のTissue Eng Part A誌論文Fig.6のBでは「spinalsphere由来のテラトーマ様の塊」の画像として異なる目的のために使用されており、不適切なデータであることが疑われます


↓ 博士論文のFig.18の「spinalsphere由来のテラトーマ様の塊」の画像






















↓ 博士論文のFig.19の「pneumosphere由来のテラトーマ様の塊」の画像


↓ 小保方氏が第一著者のTissue Eng Part A誌論文のFig.6






問題10(博士論文):

小保方晴子氏の博士論文のFig17のspinal由来、muscle由来、lung由来の3画像が、それぞれ、T&E誌論文のFig5では、myo由来(C)、pneumo由来(B)、spinal由来(A) として間違って使用されている

(博論:spinal→TE:myo, 博論:muscke→TE:pneumo, 博論:lung→TE:spinal)


↓ 博士論文のFig.17



















↓ 小保方氏が第一著者のTissue Eng Part A誌論文のFig.5


↓ 小保方氏が第一著者のTissue Eng Part A誌論文のFig.5のレジェンド
FIG. 5. Differentiation assay of spheres derived from different adult tissue types into cells representative of the three germ layers. Differentiation assay from spinal spheres (A) into neural cells (i, ii, and iii), muscle cells (iv, v, and vi), and hepatocytes (vii, viii, and ix). bIII tubulin-expressing neurons are shown in green (i), GFAP-expressing glias are shown in red (ii), and O4- expressing oligodendrocytes are shown in red (iii). a-smooth muscle actin-expressing smooth muscle cells are shown in red (iv), myosin-expressing cells are shown in green (v), and desmin-expressing cells are shown in red (vi). AFP-expressing cells are shown in red (vii), albumin-expressing cells are shown in red (viii), and CK18 are shown in green (ix). Differentiation assay from pneumospheres (B) into neural cells (i, ii, and iii), muscle cells (iv, v, and vi), and hepatocytes (vii, viii, and ix). bIII tubulinexpressing neurons are shown in green (i), GFAP-expressing glias are shown in red (ii), and O4-expressing oligodendrocytes are shown in red (iii). a-smooth muscle actin-expressing smooth muscle cells are shown in red (iv), myosin-expressing cells are shown in green (v), and desmin-expressing cells are shown in red (vi). AFP-expressing cells are shown in red (vii), albuminexpressing cells are shown in red (viii), and CK18 are shown in green (ix). Differentiation assay from myospheres (C) into neural cells (i, ii, and iii), muscle cells (iv, v, and vi) cells, and hepatocytes (vii, viii, and ix). bIII tubulin-expressing neurons are shown in green (i), GFAP-expressing glias are shown in red (ii), and O4-expressing oligodendrocytes are shown in red (iii). a-smooth muscle actin-expressing smooth muscle cells are shown in red (iv), myosin-expressing cells are shown in green (v), and desminexpressing cells are shown in red (vi). AFP-expressing cells are shown in red (vii), albumin-expressing cells are shown in red (viii), and CK18 are shown in green (ix). Nuclei were stained with 40,6-diamidino-2-phenylindole (DAPI). Scale bars: 50mm.


問題11(博士論文):
小保方晴子氏の博士論文のFig14下段の骨髄sphere由来テラトーマ免疫染色画像が、小保方晴子氏のNature Article論文のFig.2e下段のSTAP細胞由来テラトーマ免疫染色画像に流用されています。




世界変動展望ブログにおける指摘
Nature Article(☆2)のPDF版でFig.2eの下半分を適当なもの(word等)にコピペすると上の黒塗りが消され下の文字が現れます。これは博士論文の文字と字体がそっくりで上の部分に切り損ねた博士論文の画像の一部が確認できます。しかも不都合な部分を黒塗りで隠して発表。これはNature Articleの画像流用が画像の取り違えではなく、博士論文から故意に切り貼りされたことを示します。捏造、改ざんの決定的証拠です。"






1) STAP細胞のNature Article論文のPDFをダウンロードする 
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/pdf/nature12968.pdf 

2) Fig.2eの下段の画像をコピーし、WordやPower pointなどに貼り付ける。 

3) 博士論文に記載の画像に類似した文字が確認できる。 

4) 解説画像↓ 


5) 比較GIF 












問題12(博士論文):

小保方晴子氏の博士論文のFig.11中央の骨髄sphere由来Mesoderm免疫染色画像が、小保方晴子氏のNature Article論文Fig.2d中央下段のSTAP細胞由来Mesoderm免疫染色画像に流用されています。







追記(2014年02月18日):2014年02月18日の朝日新聞報道によると、早大広報室は「仮に問題の画像が取り消されたとしても、博士論文の趣旨に影響しないと考えている」と発表したとあります。このような「データ流用はあったが論文の結論には影響しない」という趣旨のコメントを、研究不正を調査する立場にある研究機関(早稲田大学)が、調査着手前から、発表したのは異常です。これは調査機関自体が問題や不正を隠蔽する方向に動いていることを示唆しています。早稲田大は、生データを検証したり本人への聞取り調査もせずに、なぜ論文の趣旨に影響しないといえるのでしょうか?少なくとも4つの実験画像に亘ってデータ流用が認められる以上、意図的に行われた可能性や杜撰なデータ管理が推測され、論文の結論やその他データの信頼性も低いのです。



調査中

Fig.3

(A)の図の縦軸の数値が切り取られており、上に行くほど数値が低くなっており、不自然な画像となっています。おそらく、紙資料からスキャンされ、切り取られたものであると推測されています。



本文中におけるFig.3に関する文章:

2. ISOLATION OF SMALL CELLS

2.1 Introduction

2.1.1 Stem cells and small cells
Generally speaking, stem cells are small. The ratio of cytoplasm and nuclear is one
of remarkable indexes of stem cells. However, the isolation method of only small
cells is yet established.

2.1.2 Stem cells and sphere formation
Sphere formation is recognized as one of the results of stem cell property since stem
cell is recognized that they have strong proliferative potential and self-renewal
potency. Recently, many reports demonstrated that various adult tissues
contained sphere forming cells. Cells derived from many adult tissues, including
retina, brain, cornea, olfactory neuroepithelium, pancreas, skin, muscle and bone
marrow have been propagated as non-adherent clusters or spheres, as have
embryonic stem cells. Cells contained within the spheres described in those reports,
exhibit neural lineage markers and appear to possess varying degrees of stem cell
potency. We believe that adult stem cells described in various reports represent the
same adult stem cells at different stages of development, expressing different
degrees of potency. Sphere forming cells are much more immature than previously
expected. We hypothesized that adult stem cells procured from any tissue,
endoderm, mesoderm or ectoderm, could demonstrate a wide multipotency and
cross germ layers when maintained in appropriate environments.
Therefore, we first investigated how to isolate small cells. And then we examined if
they had sphere forming potency in the serum-free condition.

2.2 Experimental

2.2.1 Isolation of small cells
Bone marrow, lung, muscle and spinal cord tissues were procured from 3- to
4-week-old C57BL/6J mice as described below. Bone marrow was acquired by
flushing femur and tibia with culture media using an insulin syringe. Cells
were plated at 1x10^ cells/cm" in F12/DMEM (1:1, v/v) supplemented with 2% B27,
20ng/ml bFGF and lOng/ml EGF
To isolate small cells from murin bone marrow, the following three types of methods
were examined.
A. Cell sorter
Forward scatter was calibrated by size-defined beads. Less
than 8 micro meters in diameter cells were isolated.
B. Optimistic pressure
Bone marrow cells were exposed to low optimistic pressure
liquid to destroy mature cells.
C. Trituration using thin-glass pipette
Standard glass pipettes were burned and stretched out to
make thin tips. Mature cells were passed through thin glass
pipettes many times and destroyed by mechanical stress.
Obtained small cells were cultured in serum free medium, and appeared spheres
were counted as a number of stem cells.
2.2.2 Characterization of small cells
Immunohistochemistry. Protein expression was assessed using
immunohistochemical techniques as described below. Each slide was incubated with
anti-c-kit rat monoclonal antibody, anti-Sca-1 rat monoclonal antibody or
anti-E-cadherin rat monoclonal antibody. After washing with PBS, the cells were
incubated with goat anti-rat IgG Texas Red-conjugated antibodies and goat anti-rat
IgG Fluorescein-conjugated antibodies. SSEA-1 and Alkaline phosphatase (AP)
staining was performed using the ES cell detection Kit
Single sphere RT-PCR. Single spheres were individually collected under the
microscope. Total RNA was extracted from each single sphere, and then subjected to
oligo-dT-primed reverse transcription (RT). RT-PCR was performed using TaqDNA
polymerase on an iCycler for 35 cycles.

2.3 Results
2.3.1 Sphere forming from isolated cells
Trituration and optimistic pressure produced spheres. Whereas, cell sorter did not
produced any spheres. Trituration produced most number of spheres. Therefore, we
utilized trituration as the isolation method of small cells.
2.3.2 Effect of trituration
After the trituration, the population of small cells was increased comparing to
native bone marrow cells (Fig. 3A and B). However not all of cells over 8 micro
meters in diameter disappeared. Triturated cells formed spheres during culture.
Interestingly, spheres were consisted of only small cells (Fig. 3C). Thus, it was
demonstrated that trituration enabled to culture and grow only small cells.


↓ 某コメントよる指摘

フローサイトメトリーでは、いろんな細胞の測定法があるけども、 
そのひとつに、ゲートを使う方法がある。これは、サンプルを 
ざっとフローサイトメトリーで解析して、そのうち、興味のある 
細胞だけ選ぶことができる。例えば、この部分R1、ここもR2、これもいれとこうR3 
このとき、比較するには各データは、R1,R3,R3のゲートに統一して測定しなければならない。 
適当にゲートをとるなら、どんなグラフでもでっち上げられる。 
この図3A、図3B、図3Cは当然だけども、同じゲートで測定しなけ 
ればいけない。しかし、図をみると、そのゲートが図の左から順に 

図3A R10(R9,R4,R3,R5),R7→処理前の骨髄細胞 
図3B R9(R4,R5,R6,R7,R8),R1→ピペットでほぐした骨髄細胞 
図3C R11→ピペットでほぐしてできた細胞塊(今で言うstap細胞と同等) 

この、図から、図3Aの骨髄細胞をピペットでほぐすと、細胞が小さくなり図3B 
になる。また、図3Cでは、ピペットでほぐした骨髄細胞が細胞塊を形成して、 
大部分の細胞が小さくなると結論。 

このようにコピペでなくても全く、別のゲートで測定。 実験の体をなしてない。


・古い紙文献からスキャンした可能性が高い 
・Aの縦軸数値は百の位以上が切れている(スキャン・切り貼り時に切れてしまった?) ※縦軸数値が上に行くほど小さくなっている 
・Cの上にB Spheresの文字(おそらく手書き)、下にも文字の一部が残っている?(コピペ元にあったcaption?) 
・コントラストがAだけ違う 
・縦軸の数値レンジがバラバラ 
・数字がCだけ微妙に横長 
・ABC個別の画像では分かりにくいが、博論のページ内では切り貼りの仕方がバラバラで雑に並んでいる 
・第2章Referenceにヒントがある可能性 
・大和の古い論文? 業者の技術資料・カタログ? 教科書? 
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/002217598490348Xが候補にあげられたが、今のところネガティブとの報告 


調査中

Fig.12

↓ Figure 12のレジェンドにおいて、(I) の図に関する説明分がなく、怪しい。






















Figure 12 Mesenchymal lineage differentiation.
Dissociated spheres were plated into serum-containing medium and cultured for
14*21 days. Plated cells differentiated into mesenchymal lineage cells even plated
cells were from spheres derived from endoderm or ectoderm tissues.
Marrow spheres differentiated into condrocytes (A), adipocytes (B) and osteocytes
(C). Pnemospheres differentiated into condrocytes (D), adipocytes (E) and osteocytes
(F). Spinalspheres differentiated into condrocytes (G) and adipocytes (H).


早稲田大学が先進理工学研究科の博士論文について調査開始(2014年4月7日)
2014年4月7日: 皆様のご協力のもと、当ブログにおいて早稲田大学の博士論文のコピペ問題を検証し続けたことにより、早稲田大学が先進理工学研究科の280本の全ての博士論文を調査することを決定しました。また、このことを数多くの大手新聞やNHKを含む大手放送局もニュースとして取り上げました。博士論文のコピペ問題を検証してきたことが、公共性を助成し公益目的を有するということが一般的にも認められました。ご協力ありがとうございました。博士論文の序章(イントロダクション、背景)における他者著作物からの丸ごとコピペが適切な引用にあたるのかどうかについて、早稲田大学がどのように判断するか注目したいですね。

以下、関連ニュースです。
2014年4月7日(日本経済新聞): 早稲田大、博士論文280本対象に不正調査 小保方氏が学位取得の先進理工学研究科で
2014年4月7日(産経新聞): 全博士論文を対象に調査 小保方氏所属の早大先進理工学研究科
2014年4月7日(The Huffington Post Japan): 小保方さん問題で早稲田大学、博士論文280本を調査 不正あれば学位取り消しも (写し
NHK: 早大 小保方氏出身の研究科 論文調査
日テレニュース: 早大 他の博士論文280本でも不正を調査
TBS: 早大・小保方氏の所属学科、全博士論文の不正調査へ
2014年4月7日(その他): スポニチ千葉日報日本海新聞SankeiBiz日刊スポーツSanspoデイリースポーツ北國新聞ZAKZAK財経新聞

以下、関連サイトです。
2014年3月14日: 早稲田大学の理工系におけるコピペ文化について
2014年3月26日(日刊ゲンダイ) : コピペどころか論文買う学生も…横行する「卒論ゴースト」
2014年3月27日: 早稲田大学の理工系の非コピペ文化について/電気・情報生命工学科の学生から (写し

小保方晴子氏の博士論文のコピペ問題に関する報道
2014年3月18日(J-CASTニュース): 早大で次々に「論文コピペ疑惑」が浮上 小保方氏は先輩の手法を見習った?
2014年3月18日(J-CASTニュース): 「小保方博士論文」審査員のハーバード大教授「読んでないし頼まれてもいない」
2014年3月20日(日刊工業新聞): 米ハーバード大教授、小保方氏の博士論文読まず
2014年3月20日(J-CASTニュース): ハーバード大教授「小保方氏の博士論文読んでない」 衝撃発言に東浩紀氏「本当なら早稲田は終わりだ」
2014年3月20日(朝日新聞): 小保方さんの博士論文「読んでない」 学位審査の米教授
2014年3月21日(東京スポーツ): 小保方氏「最後の味方」も不穏な発言
2014年3月26日(時事通信): 早大が本格調査へ=小保方氏の博士論文
2014年3月27日(弁護士ドットコム): 小保方さんに教えてあげたい!? 弁護士が伝授する「論文引用」の正しいやり方 (写し
2014年3月27日(弁護士ドットコム): 小保方さん「コピペ論文」で揺れる早稲田大学――法学部に広がる「モカイ文化」とは? (写し

351 件のコメント:

  1. 追記へのコメント
    要するに、早稲田の理系の博士論文審査のいいかげんさを認めたくないということじゃあないの? ほんとにハイレベルの研究機関であれば、「すぐ調査する」という広報のコメントを出してすぐ結論がでるんだけども、早稲田って専門知識をもってる教員がいないんでしょう、そのままだんまり。つまり、理研とかネイチャーがどうするか、横を見て、顔色をうかがっているわけですね。国家予算の無駄。廃校にすべきではないか。

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    1.  早稲田大のみならず、博士論文のコピペをチェックしている大学はそう多くはないと思いますが、この問題を受けて、今後はソフトを使ったコピペのチェックは行われるようになるはずです。
       内容については真偽はわかりませんが、研究の内容をよく理解している教授が必ずしもその大学にいるとは限りません。特に共同研究で別の機関を頼りにしている場合、“内容をきちんと理解できる教員”が審査員になることはまずないでしょう。これは日本のみならず万国共通している問題であって、科学業界としての在り方を考え直さなければいけない時期なのかもしれません。

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    2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  2. 細かいですが、博論の 1.5 説の最初の2段落も、青色テキストの部分の再利用ですね。

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  3. Backgroundがにてるのはそんなに大した問題じゃないだろ

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    1. 20ページにも渡ってコピペしてるのに、大した問題じゃないって…。
      宿題レベルですらアウト。仮に引用元を記載していたとしてもアウトでしょ。

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    2. 自分も理系の人間で、仕事上論文を読む機会は多いけど、学位論文のbackgroundならコピペする学生が居ても別に違和感ないけどなあ。引用元書いたらコピペバレるし、書かないでおこう♪くらいの。論文審査にbackgroundはあまり関係ないよ。絵の「額縁」を立派なものにして、絵がすばらしいもののように見せたいって気持ちがあったんでしょうよ。

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    3. backgroundに類似点が多いのは、大した話じゃない。先駆者の研究結果をベースに、自分の独自の研究結果を加えるというのは、よくあること。というか、サイエンスというのものはそういう業績が詰みあがったもの。だから、先駆者の論文と似るのは、むしろ当然。実際、学位論文審査なんて、backgroundを精査する所なんてあるはずないし、それは何の問題でもない。

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    4. Backgroundの内容が先駆者の論文に似ることは問題ではない…が、コピペは明らかな問題だろ。
      問題でもないとか言ってる奴は科学者としてのリテラシなさすぎ。三流かよ。

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    5. 大した話じゃない、先駆者の論文と似るのは当然、backgroundを精査する所なんてあるはずない、に唖然とするのみ。似ているのではなく全てを盗用しているのですよ。backgroundがお飾りなら、こんなものいらない。論文というのは、下手でも稚拙でも自分の考えを出すものでしょう。新聞や雑誌の記事(論文ほど精緻性を要求されない)だって、数十行盗用すれば、進退問題になりますよ。コピペは創造性が欠如するという点で、論文には全く不適切です。こんな点で彼女を擁護するモチベイションを科学者(貴方が科学者であったらだが)として理解できない。

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    6. 論文でコピペをしてもいいと思っていることこそが大きな間違いであることに気づいてほしい。大学では当然、レポートレベルでもコピペがダメなことを教えているはずだと思うけど、理解されていないのか、理解できていないのか。盗用をして平気でいられるというだけで、科学者としてはダメだと思う。

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    7. 論文やレポートでコピペしたのが見つかれば、欧米の大学では、確実に退学となります。研究者という以前に、学生として重大なルール違反になるからです。残念ながら、日本の大学では、学生たちの間にそのような倫理意識が希薄だし、大学側もそれを事実上野放しにしています。それが、今回の問題の根底にあることは確実だと思います。

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    8. その分野の研究をどれぐらい理解しているか?
      その上で自身の研究の意味は、ということを示すために
      backgroundの文章は重要です
      特許における「従来技術」ですね。これが甘いと拒絶理由通知が
      来ます。

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    9. D論ってふつうものすごく厳しいんですよ。まあこういうとこみたいに厳しくないとこもあるみたいだけど。単純に英語の表現だけでなんとも書き直しで半年1年伸びるとかそんなこともざらでしたよ。そういうのが良いっていうわけじゃないけど、そういう中でDとって職もないのに頑張っている人がいるのに、こういうのは許せないですよ。10年以上前から、院以上はD論の審査基準が曖昧すぎるひどいと思ってたけど、この人のこれは格別だよ。ヒデエ。ひどいのは通した人とその仕組ね。

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    10. 誰だって学部時代のリポートでコピペがバレて落第した奴の噂くらいは聞いたことがあるだろう。学生のリポートでさえ許されないものが博士論文で許されるわけねーだろ。

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    11. コピペ許容の意見があり、先に指摘されているように問題の深さ/複雑さを感じます。仮にこれが日本語のD論の場合、序論26ページのうち、20ページにわたって、国内の主要研究所(理研CDBとか)のホームページとほぼ一字一句同じだった、ということになります。もし研究室の学生や友人、あるいは外国からの留学生がそのようなことをしていたら、かなり衝撃的ではないでしょうか。それはコピペ問題の根幹にある独自性の問題はもちろん、その人物の怠慢な姿勢をも窺い知ることができるからだと思います。今回は英語D論、国外のサイトのコピペということで、事態の深刻度を直感的に察する感覚が鈍っている人が多いのかもしれません。逆に英語圏の人々は、ダイレクトな衝撃度で事態を眺め、優越感を持って日本の科学を批評するでしょう。いろんな意味で悔しいですね。

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  4. Backgroundだろうがなんだろうが人の論文を引用するときには必ず文献として示すことが必要。それが無い時点で大問題。

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  5. >学位論文のbackgroundならコピペする学生が居ても別に違和感ないけど
    >backgroundに類似点が多いのは、大した話じゃない。先駆者の研究結果をベースに、自分の独自の研究結果を加えるというのは、よくあること。

    倫理観がまるでない。こんな考えだから捏造する。捏造しても平気でいられる。開き直れる。罪の意識すら持たない。そして捏造し続けて今回のような問題に至る。
    捏造し続けて叩かれてようやく目が覚めるのだからどうしようもない。
    この問題にそんな態度で向かい合うような連中がゾロゾロ出てきて唖然としている。
    いい加減恥を知れ!

    >実際、学位論文審査なんて、backgroundを精査する所なんてあるはずないし、それは何の問題でもない。
    こんなことがまかり通る国の博士号を誰が信じる?
    こんな恥知らずな奴がのさばっているせいで、日本の研究者全体が疑われることになる。もう一度言う、恥を知れ!

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    1. そういうことではないと思う。論文自体にとってintroductionやbackgroundは重要じゃないってこと。背景や実験に至った経緯の説明であって、実験そのものとは直接関係がない。
      確かに明らかなコピペを20ページにも渡ってしちゃうような人は、研究者としての素養はどうなのか?と疑問は感じるけど、だからといって学位を取り消すべき!査読者は何をやってた!っていうようなことでもない。
      自分も門外漢の論文ならイントロ読むけど、専門の論文ならそこは読み飛ばすね。だって読む必要がないもの。

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    2. 重要ですよ!
      その実験が妥当かを論理的に述べるのがイントロやバックグラウンドだから、査読でも色々と突っ込まれるよ。

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    3. 論文内容についての重要性と盗用・剽窃の問題は独立ですよ。
      どんなに内容が素晴らしい論文であったとしても、盗用はそれだけでアウト。こんな酷い盗用を「大した問題ではない」と言う神経が分からない。
      繰り返すが、これは論文で主張している内容が素晴らしいとかいう話とは全く独立の問題。

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    4. おいおい、論文自体にとってintroductionやbackgroundは重要じゃない、っていうのはPaperのはなしだろ。これD論だぜ?まずいだろ。D論て、「論文」Thesesなんだよ、わかる?まずいっていうか、これでDあげちゃう早稲田は私大の補助金とりあげろよ。だいたい、ビジネスやってんじゃなくてサイエンスだろ。みんなそんな了見で科学者やってんのかよ。やっぱり分野とかで温度差があるんだろな。こういうレベルでDとっちゃう奴も分野もたくさんあるんだろうな・・・。

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    5. 論文のイントロダクションが重要じゃない、他の人のと酷似していても構わない、という、レベルの低い学問分野の文化もありますね、確かに。臨床論文の症例報告とか、触媒化学における銅鉄実験なんかはその典型ですね。でもふつうの生命科学の論文は、「イントロダクションで提示した仮説」を「結果で証拠を示し」「ディスカッションで検証する」という形式になっているはずで、イントロダクションは「背景」を書く個所ではなく、仮説の頭出しをする重要な個所なのです、本当は。
      ここにはレベルの低い科学者もどきがまじってますね。

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    6. 紙が文字でうまってさえいれば学位もらえるから、ってとこも、実際あるんだろうね。
      まー、なんちゃって博士くんたちと同類に思われるのは正直ヤだな。

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  6. 日本の大学、引用チェッカーかけないんですかね?イギリスの大学在籍ですが、課題ですらチェッカーかけますよ。まあ、チェッカーは結構高いって話ではありますが、早稲田くらいだったらそのくらいしても当たり前ですよね。
    イギリスの大学でこれだけ盗用してれば課題でも退学になると思います。日本の大学は先生次第なので、品質管理が全然なってない、という噂は聞いていたのですが、本当なのでしょうか。。。今回の件については、個人の責任だけでなく、大学の責任も大きそうですね。

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    1. 確かにbackgroundのほとんどがコピペとは品が無いけど、院生レベルでは自己の研究の位置づけは荷が重過ぎます。この部分は指導教官や、先輩諸氏やらに頼むところが多いのが実情では?この程度は可愛いものだと・・・

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    2. 確かに位置づけは若手には注入されるものですが、
      それを自分なりに噛み砕いて自分で起こした文章にするのが、
      若手のトレーニングです。

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    3. 学部学生には荷が重いというのはわかりますが、大学院生でしょ?ソルジャー養成所じゃないでしょ?うちは二流の地底ですけど、修論の段階で、そのあたりはふつうに十分指導してますよ。

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  7. >学位論文のbackgroundならコピペする学生が居ても別に違和感ないけど

    こういうバカがいるから小保方氏のような学生がでるのでしょうね。早稲田は当然博士論文取り消しに動くだろうし、動かなければ世界への恥さらし。

    もっとも、分野によってはフォーマットが決まっている2ページくらいのペラペラの論文で、化学記号や数字だけちょっと変えて業績稼ぎするところもあるみたい。理研の野依理事長の有機化学がその典型。

    それにしてもNIHのwebからコピペするとはなんとも大胆な。NIHが知って理研に抗議したらどうなるんだろ。

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  8. Tissue Eng Part A誌論文のFig.1のスケールバーが20mmになっていますが、μm?
    単なる誤記なんだか。。。

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  9. さすが、生徒の半数を外国人にしようとしている大学は他と違いますねぇ。

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  10. 日本人より外国人のほうが遥かに優秀だからな

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  11. 助成金がめるために国家プロジェクトでデータ捏造した東大の岩坪威のスケープゴート。

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  12. >>明らかなコピペを20ページにも渡ってしちゃうような人は、研究者としての素養はどうなのか?と疑問は感じる<<
    20頁以上のコピペで芥川賞をとる作家は、賞を取り消した上で業界から抹殺されるね。
    学生ならば除籍処分だよ。

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  13. そもそも引用を明示しないコピペは、その部分創造性が要求される論文として失格。それが多岐にわたれば、論文全体のの値打ちがない。スピード違反を皆がやっていても行為は違法だし、捕まれば処罰を食らう。原点に返ろう。科学技術の世界は、情念やAKBの世界に非ず。

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  14. 新聞の記事はどこも伝聞調だったのでNIHの記載内容と博士論文を実際に読んでみました。これほど大胆にコピペするのに驚きました。 昔、私がアメリカの大学で勉強したときに教授からさんざん言われたのは、ペーパーには引用文献を必ずつけることと、直接引用する場合のルールとその量でした。 他人の文献の盗用に対する罰則は軽くてその宿題やコースでF(落第点)、かなり悪質なケースと判断されれば停学、退学。 それでもルールを守らない学生がたくさんいるので、上のコメントにもありましたが通常の宿題レベルでもチェッカーを使って本人や学校側が確認するのは常識です。 知的財産についての認識が日本とあまりにも違うと実感しました。
    今回の件では、たとえ論文の内容が優れたものであったとしても、あまりにも明白かつ甚だしいルール違反な引用があるだけで、博士論文としては不適だと見做され、さらに小保方氏の研究に対する国際的な信用がなくってしまうのではないかと思います。
    発表当初のインパクトが大きかっただけに残念です。

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    1. どうしようもないカス論文しか持っていない自分ですら、そのルールは守ります。短大の教員でもそのくらいは知ってますよ。最初はコピペして参考にするにしても、最終的には自分の言葉に変えて投稿するのが普通だと思います。

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    2. アメリカじゃなくたって普通の大学なら必ず言われる。早稲田が異常。早稲田大学が「早稲田のせいじゃない」というなら、彼女の指導教官を処分すべき。

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    3. さすが早稲田、と思ってしまったワタクシは、
      早稲田に対してあまりにひどい偏見を持ち過ぎでしょうか?

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  15. このコピペ問題を些末な事にしたがっているヒトがもし研究畑なら、それはそのヒト自身が残念ながらレベルの低い教育しか受けてこなかったか、あるいは自分の所でも似たような学生にお目こぼししてるか、下手すれば自分も学生時代に似たことをやってきたか、のどれかを白状しているに等しい。

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  16. 「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」というラノベが、ほぼ全文コピペだったという事件を思い出した。
    よくよく突き詰めれば、小保方晴子の論文全て、どこからかもってきたコピペの切り貼りだろう。
    暇人が少しアラ捜ししただけでこのザマなら、早稲田の博士論文の大半が同様だろうな。

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  17. 「コピペ操作によりページ範囲が文字化けし」とありますが、プリンターの仕様や設定によりプリントアウト時に化けることもあります。例えばうちのプリンターではWordでアルファやベータなどのギリシャ文字を全角で入力した後、フォントをTimes New Romanにして(見かけ上半角になる)プリントすると白四角になってしまいます。したがって、この文字化けをもってコピペと断じることはできないということだけ指摘させていただきます。

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  18. イントロとバックグランドって、成果の展開とは別に、知性の見せ場ともいっていいところだと思うのですが。他人の答案を写しちゃいけないというのは小学生でも知っていることです。それを肯定する人がいるというのは、どこの世界の話なのか?

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  19. ちなみに早稲田の理工学部は学位を取りやすいの?
    そういう大学なら、論文出せば余りチェックせずにとりあえず学位やっちゃえっていう感じになるけど。

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  20. Things're getting worse. How pathetic!

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  21. 第3章のReferences、途中から行間が変わっていますね。普通に書いていたらこうなりませんが、直接コピペをするとこうなります。典型的なコピペの傍証で、まるで学部生の卒論を見てるようです。

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  22. Times New Romanのフォントが、環境によって文字化けすることがあるのは事実です。ですが、今回の文字化け該当箇所は、Times New Romanではないでしょう。そもそも百歩譲ってTimes New Romanだとしても、プリンターを変えるなり、フォントを変えてきちんとしたものを提出してくれないと。博士論文をこのような不完全な状態で提出すること自体、いただけません。Referencesだけでも突っ込みどころ満載ですが、章によってジャーナルのタイトルがイタリックになっていたりいなかったりするのも、ド素人丸出しですね。

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  23. 博士論文のCVで、Waseda universityと書いていますが、Waseda Universityとするべき。また、JSPSをJapan Society for Promotion of Scienceとしているがこれも間違いで、Japan Society for the Promotion of Scienceが正しい。きちんとコピペすれば間違えないはずなのに。

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  24. コピペって言われているReference、章ごとに書誌事項の記載形式もバラバラなんですね。そんなものすら揃えないなんて。。。

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  25. 論文の書き方を教え込まれたという幸運な方々もいますが、自分も含め多くの人は、沢山の論文を読んで、ルールやマナーを学んで行くものだと思っていました。教育しなかった側の問題を批判する意見もありますが、自分で学べるものだと思います。教わっていないから、は、言い訳にはならない。まあ、実際論文を読まずにかいたのかもしれませんがw

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  26. 騒ぐような問題かね、これ。理研で再現実験は出来てるわけだから、むしろ再現実験すらまともに出来ない他の研究者の嫉妬による妨害とみたほうがいいんじゃない飲み会。

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    1. 参考文献の形式が揃ってないことと、今回の発見の重要性には何の関係もないのにねえ。参考文献の形式が揃ってないと論文として事実じゃないとか意味不明

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    2. どこの大学院を修了された方ですか?
      もし修士もない素人さんなら、黙っておいた方が恥をかかないですよ。
      これは、スポーツで言えばドーピングです。
      たとえぶっちぎりの世界新記録で金メダルをとっても、一発アウトなんです。

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    3. 一般人には大したこと無い問題に見えるかもしれんが,研究者のプロとしては致命的.
      STAP細胞現象だけは真実であって欲しいが,それさえももう信じられない.

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    4. アカデミックの世界には嫉妬が渦巻いてる。

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    5. 騒ぐような問題でしょう。再現実験出来たって、どこの情報ですか。唯一産経が報じたものですか。これも本人が言っているだけですよ。発明発見者だけができることって、科学的真実ってどう証明するんですか?もし捏造なら、日本の他の論文に与える影響は莫大です。2CH的発想からの投稿が入ると、この欄の真摯な議論が無駄になるなあ。

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    6. これだけいろいろ出てきた状況でまだ妨害とか嫉妬とかとしか思えない人もいるようですね。何がどいう言う理由で騒ぎになっているかわからないということなんでしょう。この唖然とするような騒動をやらかした小保方氏も、もしかしたらこんな程度のレベルの人なんだろうか。

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    7. あえて真面目に書けば、足の引っ張り合いが多い業界なのは確か。これもそういう側面はあります

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    8. 自分の研究で成果を出すより他人の論文の粗探しのほうが好きなのかな。

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    9. こういう検証をアラ探しとは言いません。世紀の大発見かどうかを注意深く検証しているわけです。今回割烹着の若き科学者の演出に惑わされているようですが、世間の科学者がこぞってウソの発表をしたらどうなります。検証不要ですか。話を変えて企業の監査部門の存在意義は無いですか?会計検査院は不要ですか?変な修辞で、真摯な議論の邪魔をしない方がいいですよ。

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    10. 真摯な議論?匿名の2ちゃんねるレベルの足の引っ張り合いのこと?

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  27. 背景とイントロが重要でないとかまともな論文書いたことも読んだことも無いのでは?
    研究の位置付けを明確にする上で非常に重要です。
    ここがお粗末だと論文の体をなしません。
    査読者によってはそれだけで読まれもせずにリジェクトです。

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    1. backgroundに引用がないことが引っかかる。
      backgroundは引用だらけにしとかないと、教官に「妄想をたれながすな」って言われてしまう。コピペもそうだが、ルールから余りにも逸脱している

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    2. >backgroundは引用だらけにしとかないと、教官に「妄想をたれながすな」って言われてしまう。
      その通りだな。
      引用のないBackgroundは本人の妄想にしか写らず、説得力がない。
      指導の有無に関わらず、この程度のことは
      まともな論文を読んでたら自然と身につくマナー。

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    3. 確かに右上に数字が無い論文は見たことが無いです。

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  28. 調査中のは、ここの画像を自動選択して切り貼りかと
    http://hepato.umin.jp/kouryu/kouryu06.html

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    1. そのようですね。ご指摘ありがとうございます。

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    2. それ自体、これを参考に描き起こしたものかもしれませんが…
      http://stemcells.nih.gov/StaticResources/info/scireport/images/figure42.jpg
      http://stemcells.nih.gov/info/scireport/pages/chapter4.aspx

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  29. 博士論文というか博士審査について理解していない人が多すぎる。
    博士論文は当然のことながらbackground、参考文献リストを含め全文が審査対象になる。
    そもそも審査会では、「どのような研究をしたか」だけではなく、「その人自体に博士としての資質があるのか」も審査されるし、むしろそっちの方が重要。
    backgroundも文献リストも自力で書けない様では博士という学位を申請する資格がそもそもない。
    もっと問題なのが、報道によると第3章ではリファレンスが引いてないらしいけど、そんな論文で博士号を出した早稲田大学。
    審査員は博士論文に目を通してないと疑われても仕方がない。
    小保方さんの博士論文がこうなら、他の人の博士論文もこのレベルである可能性が否定できない。
    もし、早稲田大学が小保方さんの博士号を剥奪したとしても、早稲田大学の博士号そのものの価値が疑われたままになる。
    早稲田大学の博士号の価値を保つためにも外部機関が小保方さん以外の人の博士論文についても調査するべきだと思う。

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    1. 私の教官は、論文のチェックをする上で、引用文献と引用文献が論文で果たしている役割からチェックなされます。
      そこがいい加減だと「これは論文ではない。ただのメモだ。論文を持ってこい」って言われます。

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  30. 1点お教えいただきたいのですが、小保方氏の博士論文の本文は、公開していただくというわけにはいかないのでしょうか。報道では本文の内容について触れているものもあるので、記者の方の中には、国会図書館で複写された方もいらっしゃるのでしょうが、当方ではさすがにそこまでの時間は取れません。

    Backgroudや参考文献に関するコピペ問題が重大な問題ではないと言うつもりはないのですが、とにもかくにも論文本体全文をみてみないことには判断ができません。
    もしそうしたことが可能なら是非ご検討ください。

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    1. (承前)たとえば、第3章には引用文献を示す数字がまったくないなどという指摘があるので、第3章の本文pdfを掲載していただくというわけにはいかないでしょうか?

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    2. 第3章は、STAP細胞のNature誌論文に不正に画像が流用されているFig.11やFig.14などを含み、再現を取ろうと無駄な努力して時間や研究費を浪費しているかもしれない世界中の研究者たちにとっても、論文の真偽を判断するにおいて、必要な情報です。
      リファレンスもコピペされたものであり創作性がなく、その他の章とも記載形式が異なり、かつ本文には論文引用に関する情報が含まれておらず、どの文章がどの論文を引用・参照しているのか不明です。
      このような不完全な博士論文を通した早稲田大学のシステムを批評するにおいても重要です。
      以下に、小保方晴子氏の博士論文の第3章を引用します。

      「 http://stapcells.up.seesaa.net/image/Chapter3.pdf 」

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  31. 研究者のおっさんら嬉しそうw
    そうとう悔しかったんだろうな。
    とりあえずこの件は文系出身のマスコミが無知のくせに世論煽りすぎでしょ。こんな騒ぐなら世の中のD論全部見直してくれよ。同じような論文たくさん出てくるだろうよ。

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    1. マスコミが騒いでいる根本はD論じゃないだろ。STAPの捏造。
      STAP論文に捏造がないのにD論のミスを探していたら
      見苦しいおっさんらかもしれないけど、世紀の大捏造かもしれないんだから
      これまでどういう姿勢で論文を書いてきて、どういう教育を受けてきたか、
      精査されてもしかたがない。
      だいたい、「努力家」だとか、虚像をつくったのはマスコミなんだから
      責任とってもらわないと。

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    2. スピード違反で捕まった奴がよく言う「他の奴も捕まえろ」っていう典型的な詭弁ですね(笑).でも,冗談でなく文科省からは全大学に「過去のD論全部チェックしなおせ」って通達が行くと思いますよ.そして研究費使い込みの時と同じように一部の犯罪者に対応するためだけの馬鹿げたルールがまた増えるんです.

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    3. >文科省からは全大学に「過去のD論全部チェックしなおせ」って通達が行く

      当然の意見だが果たして物理的に可能かな?日本全体で年間どのくらいの博士号が授与されているかは知らないけど。

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    4. 確かに、たとえばカンニングしておいて「過去にやった奴もいるかも知れないでしょ?だから自分だけ処分されるのは不当。」という理屈は成り立たんもんね。直接ねつ造や不備が見つかったものだけ処分するしかないでしょう。

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    5. うちのかーちゃんは一級建築士なんだけど
      姉歯事件以来、事務所の免許更新で大変な目にあっているぞ。
      役所というのは物理的(生物学的に?)に可能かどうかを問わなくてルールを決めるところなのですよ。

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    6. 時間はかかるけど物理的にやれないことはないよね。
      こんだけ日本を挙げて1人を吊るし上げにしてこの先の人生終わらそうとしてんだから、それくらいする流れになっても良くないかな?

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    7. おー、やってくれ! がんがんやってくれ!

      国会図書館に差し出しても、誰も読んでくれんだろうーなー、と思いつつ、一字一句ひねり出した自分の博論、ぜひ読んでくれー!!

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  32. 研究に従事したことのない素人なら分からなくはないけど、研究の経験がある(と思われる)人がこれを擁護する神経が理解できないです。
    コピペもそうですが、referenceが体を成していません。意味が分からないです。指導する立場じゃなくても、少しでもこれを見たらおかしいことに気付くはずです。
    指導教員の責任は非常に重いと思います。(というか、博士論文では普通はやらないけど、このような危ない橋を渡るよりかは指導教員が直接論文を書くと思います。)
    仮に、学生が非常に優秀で完璧な文章を書いてきたとしても、多分に指導教員の好みが反映されると思っているので、学生が書いた文章がそのまま採用されることはほぼないと思っています。
    なんにせよ、真面目に頑張っている優秀な研究者までもが不当な評価にさらされないように祈っています。

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  33. 時の人として登場した人は博士論文のころからコピーペーストでキャリアを作ってきた人だった、ということが日ごとに明白になっていくのをライブで見てる感じです。
    STAP細胞問題はまじめな生物学の対象から、異常な心理に関する興味の対象に変わりつつある時期を迎えつつあるように思います。
    ①小保方氏はなぜここまでやらかしたのか(ばれた後のことは考えなかったのか、あるいはばれるとは思わなかったのか)。
    ②この状況になっても根強く残る「小保方氏はアカデミアの世界の嫉妬でつぶされようとしている」という陰謀論に傾く人がいるのはなぜか。

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    1. 先端生命科学界における、前代未聞のスキャンダルに発展していると思います。
      事実は小説より奇なり。

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    2. > ①小保方氏はなぜここまでやらかしたのか(ばれた後のことは考えなかったのか、あるいはばれるとは思わなかったのか)。

       おそらく彼女は精神病なのだと思います。
       昔、仲間由紀恵主演の「世にも奇妙な物語」で、自分はエリートだと信じ込んでいるダメ女性の話がありましたが、たぶんあんな感じ。

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    3. 理学基礎研究の世界には、精神的におかしい人間が結構紛れ込んでいます(男女問わず)。
      それは、この世界を仕切っている教育関係者があまりに世間知らずで、大学出ても社会人としてはやっていけないような人が「研究者になりたい、先生のところでこういう研究をしたい」などと言うと、ほいほい引き受けてしまうからです。
      自分の感覚では、ラボメンバーが10名いたら、1人くらいは紛れ込んでいる。
      しかし、大概、引き受けて間もなくヤバい学生だとわかり、とりあえず学位を出して修了させて、後はコネでどこかに押し付ける。
      このプロセスで普通はほぼ100%、業界からは消えてくれるはずなんですが、今となっては不運な偶然の積み重ねでここに至った、ということなのでしょうか。
      基礎研究の世界の歪みを如実に見せてくれるような事件ですね。

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  34. (補足)若山氏のように、今回の論文の問題と、STAP細胞が実在するかをきちんと分けて発言している人もいるのは認識してます。↑の投稿の②はそういう方のことを言っているのではありません。

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    1. 科学者でない一般の方で陰謀論をいう人は、おそらく、自然科学における発見と、特許技術のようなものをごっちゃにしているのだと思います。STAP細胞的な現象が存在したとして、それは小保方氏がいなくてもずっとこの世に存在したし、彼女が発見しなくても科学の歩みによって誰かが発見するのです。科学者の仕事は、それを科学的に検証して科学的に記述することで、その部分に科学者としての価値があるのです。特許技術なら最初に作った人に価値を認めていいし、商業的な権利なので話が違います。その区別がついていないか、区別する気もないかだと思います。ひどい暴言だと自分でも思いますが、あえて言うと、日本人には自然科学に対する考えがお粗末です。やっぱり職人の国なので、理学は日本ではうまくいかないのかなとも思います。小保方氏が前後を考えなかったのか?という件に関しては、人格障害的な部分と、科学への無知の双方だと思いますが、想像するしかありませんし、やったことに関しては無知だろうが性格だろうが、償わせるべきだと思います。彼女のためではなく、科学の世界で奮闘している人々のために、そしてこれらの科学のために。

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  35. 第三章を全ページ載せて下さいましてありがとうございました。
    私は博士論文の件については「本文に引用文献が明示されていない」という点が
    最大の問題だと感じておりましたので、それを自分の目で確認できて良かったです。
    これで、学生時代の指導教官も、博士論文審査会のメンバーも、まともな指導や審査をしておらず、彼女が博士に値しないという事がよく分かりました。

    ホントにね、非常に腹が立つ。研究者(特に若手女性)が皆こんなだと世間に思われたらたまらない。
    気が狂いそうになる位に自身の研究について考え続け、皆に自分たちの考えを理解してもらえるような論文を書くべく、共著者と推敲を繰り返した上で論文を執筆&投稿しているのに。
    おそらく、日々自分の研究に従事しながらもこのサイトをチェックしている研究者の大多数が
    そう思っているのではないでしょうか。
    こんな事が二度と起きないように、なぜ彼女のような研究者が誕生してしまったのかを知るためにも、彼女の学生時代から現在までの全ての関係者が彼女とどのように関わってきたのか徹底的に明らかにすべきですね。

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  36. 世間的にはSTAPの論文だが、本当にヤバいのは博士論文の方なんだよねぇ。
    博士論文の方を何とかできれば逃げ切れるはず。博士論文って、後日修正できるのかな?

    博士論文のコピペは流石に擁護できないが、指導教官の責任問題にもなってくるので、修正(適切な引用の表示等)で済ませることが出来ればあるいは・・・


    一般的には、佐村河内の陰にかすんでいますし、検証可能な分野での捏造であれば大した問題ではないとも言えます。考古学で後日検証できなくなるような捏造はまずいんですが。

    研究者と一般人ではこの問題のとらえ方が大きく異なってるはずです。

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    1. STAP細胞は論文取り下げて謝罪すれば当事者の処分だけで済むけど、
      博士論文は博士号を出した早稲田大学の大学としての資質が問われる。

      提出された博士論文は今更何もできないし、
      できることは博士号の剥奪だけだと思います。

      削除
    2. いや佐村河内よりどうみても大ごとだし、かなり取り上げられているぞ。

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    3. 指導教官の責任だから博論書き直しできるなんて、そんな甘いことあるはずないでしょ。
      カンニングしたのは指導教官が許したせいですって、国家試験で弁解して許してもらえるの? 入学試験で合格取り消しを逃れられるの?
      剽窃っていうのは、犯罪なんだよ? 分かってなさ過ぎ。

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  37. この博士論文は何とかできるとかいうシロモノではなくて,全く読んでないことがバレてしまった早稲田の審査委員の責任問題にも発展するだろうし,任用してユニットリーダー(大学なら准教授クラスなので通常は相当慎重に審査して雇用する)にまでしてしまった理研の人事委員会の責任問題にも波及するだろう.STAP細胞自体が捏造なら共著者の同僚や副センター長,おそらくセンター長や野依理事長の首も飛ばしかねない.政治家が出てきたということは今回の件が世界的にも「国辱」と捉えられてる証拠.もうひとりの研究者の不祥事のレベルを超えてる.

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    1. >もうひとりの研究者の不祥事のレベルを超えてる

      むしろ、すでに業界全体に存在していた不祥事が、1人の研究者の行為によって明るみに出たということではないでしょうか。
      論文を読まず、指導もせず博士号を出してしまう大学。論文を読まず、書類もロクに審査せず、話だけで採用したり引き立ててしまう研究機関や先輩研究者。
      まともな神経の人や正直者がバカをみて後れを取り、口がうまく、ずるさが賢さだと思い、自分をよく見せるためには手段を選ばない、そんなまさに「でっちあげ」に長けた人物が出世していく仕組みがすでにあるのでは。

      削除
  38. >もうひとりの研究者の不祥事のレベルを超えてる.

    同感ですね。

    それにしても、一般向けに書かれているwebの解説文が、そのままコピペで学位論文の一部になるというのはすごい。考えた小保方氏もある意味独創的ですごいけど、これを博士論文として認める早稲田の審査委員もすごい。

    NIHがこのこと知ったら、抗議する以前にあきれるでしょうね。早稲田はもとより、このような人物を採用し、准教授級のユニットリーダーに仕立て上げた理研の責任は重大。

    特定法人化は先送りになるようだけど、ほとぼり冷めたら昇格させるつもりでしょうか。日本の科学の信頼を落としめた点で、野依理事長はじめ関係者の辞任と、理研の降格こそ考えるべきでは。

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  39. 内容に比べたらマイナーな問題でしょうが、特許以外のCVの虚偽(講演10と11など、実際におこなっていないらしい業績を載せている等)も指摘すべき点ではないでしょうか。

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    返信
    1. (早稲田大 博士論文概要 研究業績 pdf)
      2010年12月
      2010年11月現在
      http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/36341/1/Gaiyo-5627.pdf

      報文

      (1)
      Haruko Obokata,Masayuki Yamato, Kohji Nishida,Satoshi Tsuneda, and Teruo Okano,
      "Subcutaneous transplantation of autologous oral mucosal epithelial cell sheets fabricated on temperature-responsive culture dishes", >>Journal of Biomedical Materials Research: A 86:1088-96. 2007<<

      Obokata H, Yamato M, >>Yang J<<, Nishida K, Tsuneda S, Okano T. Subcutaneous transplantation of autologous oral mucosal epithelial cell sheets fabricated on temperature-responsive culture dishes. >>J Biomed Mater Res A. 2008 Sep 15; 86(4):1088-96<<.
      http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18080297

      (2)
      Haruko Obokata,Koji Kojima, Masayuki Yamato, Satoshi Tsuneda, Charles A. Vacanti,
      “The potential of stem cells in adult tissues representative of the three germ layers.”
      Tissue Eng Part A.

      Obokata H, Kojima K, >>Westerman K<<, Yamato M, >>Okano T<<, Tsuneda S, Vacanti CA. The potential of stem cells in adult tissues representative of the three germ layers. Tissue Eng Part A. 2011 Mar; 17(5-6):607-15
      http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20883115

      講演(海外)

      (8)
      Haruko Obokata,
      Koji Kojima, Masayuki Yamato, Teruhiko Wakayama, Teruo Okano, Satoshi
      Tsuneda and Charles A. Vacanti,
      “The potential of stem cells in adult tissues representative of the three germ layers.”
      TERMIS-NA, Orlando, >>December 5-9 2010<<

      (>>2010年11月現在の業績に12月分<<)

      (9) Koji Kojima,
      Haruko Obokata, Jason Ross and Charles A. Vacanti.
      “Autologous Tissue Engineered Trachea with Epithelial Cell Sheets in Ovine Model.” TERMIS-NA, Orlando,
      >>December 5-9 2010<<

      (>>2010年11月現在の業績に12月分<<)

      講演(国内)

      (10)
      小保方晴子、大和雅之、西田幸二、常田聡、岡野光夫、「>>温度応答性培養皿で作製した口腔粘膜上皮細胞シートの皮下移植<<」、第6回日本再生医療学会総会、横浜、2007年3月14日

      >>(講演>>)ポスター一覧<<(PDF24頁)
      P-409 >>自己口腔粘膜上皮細胞シートの皮下移植<<
      http://www.congre.co.jp/jsrm2007/program/poster.pdf

      (11)
      小保方晴子、大和雅之、西田幸二、常田聡、岡野光夫、「>>温度応答性培養皿で作製した口腔粘膜上皮細胞シートの皮下移植<<」、第7回日本再生医療学会総会、名古屋、2008年3月14日

      >>(講演>>)13日(木)〜14日(金)ポスターセッション<<(pdf13頁)
      P-214 >>ヒト繊維芽細胞シート皮下移植後の正常ラットと胸腺欠損マウスの急性期生体反応解析<<
      http://www.congre.co.jp/jsrm2008/schedule/image/13_14_poster.pdf

      (女子医大pdf24頁)
      >>ヒト繊維芽細胞シート皮下移植後の正常ラットと胸腺欠損マウスの急性期生体反応解析<<
      http://www.twmu.ac.jp/images/twmu-img/corporation/2008gyouseki.pdf

      (12)
      小保方晴子、大和雅之、西田幸二、常田聡、岡野光夫、「細胞シート皮下移植後の急性期炎症反応解析」、第29回炎症・>>再生学会<<、東京、2008年7月8日-10日

      第29回日本炎症・>>再生医学会<<
      http://square.umin.ac.jp/jsir/

      (14)
      小保方晴子、小島宏司、大和雅之、若山照彦、常田聡、岡野光夫、Charles A. Vacanti,
      「三胚葉由来組織に共通した成体幹細胞の探索」第10回日本再生医療学会総会、東京、2011年3月1日-2日

      (>>2010年11月現在の業績に2011年分<<)

      著書・著作物

      大和雅之、小保方晴子  「成長因子」バイオマテリアルの基礎、日本バイオマテリアル学会、>>印刷中<<

      (>>出版済?<<) 

      削除
    2. 著書・著作物の「バイオマテリアルの基礎」は出版されているようです。

      http://www.nihon-igakukan.co.jp/01shinkan/31/index.html

      でも、これって、「石原一彦・塙 隆夫・前田瑞夫編」を先に書くものでは。

      削除
    3. 匿名ですいません。

      --------------

      S. Y.様
      有り難う御座います。
      拝見しました。

      > 著書・著作物の「バイオマテリアルの基礎」は出版されているようです。
      > ↓
      > http://www.nihon-igakukan.co.jp/01shinkan/31/index.html

      ---------

      追加

      (理研)
      小保方 晴子 (>>Ph.D.<<)
      http://www.riken.jp/research/labs/cdb/cdsp/cell_reprogram/

      『早稲田大学学位規則』
      第2条
      3 博士の学位は次のとおりとする。
      生命医科学専攻 博士(工学)または博士(理学) >>Doctor  of  Engineering<<  or  Doctor  of  Science
      http://www.waseda.jp/soumu/kiyaku/d1w_reiki/35190928000200000000/35190928000200000000/35190928000200000000.html

      (>>Ph.D.?<<)

      『博士論文概要』
      2010年12月
      『研究業績書』
      2010年11月現在
      http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/36341/1/Gaiyo-5627.pdf

      pdf情報:
      作成者:石田
      Acrobat Distiller 6.0 (Windows)
      Word 用 Acrobat PDFMaker 6.0
      作成日:2011/08/30 13:00
      変更:2011/11/02 13:04

      『博士論文審査報告書』
      2011年2月
      http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/36341/5/Shinsa-5627.pdf

      pdf情報:
      Microsoft Word - 博士論文審査報告書_小保方_修正.doc
      作成者:w444833
      DocuCom PDF Driver 9.00
      Microsoft Word - 博士論文審査報告書_小
      作成日:2014/02/19 18:07
      変更:2014/02/19 18:07

      (変更、2014/02/19?、後)
      ハーバード大学教授 >>MD(Nebraska 大学)<< Charles A. Vacanti

      (変更、2014/02/19?、前)
      ハーバード大学教授 >>MD, PhD(    大学)<< Charles A. Vacanti
      http://www.peeep.us/0479fdc6

      削除
    4. PhDの件は問題無いはずです(この論文がそれに値したかは別として、日本の大学の「博士」をPhDと称することは一般に行われています)。

      研究業績書の報文のなかに「投稿中」のものが多いこと、それらが結局は出版されてないらしいことも、この状況下では疑念を抱かせるものですね。どれも審査員が共著者に入っていますが…

      削除
    5. 追加

      CV
      Department of Applied Chemistry, School of Science and Engineering,
      Waseda University, Tokyo,Japan (>>BSc,Engineering<<)
      http://stapcells.up.seesaa.net/image/CurriculumVitae.pdf

      『小保方さんは、応用化学科を卒業』
      (早稲田大学 2014.01.30)
      http://www.ase.sci.waseda.ac.jp/closeup/42.html

      『早稲田大学学位規則』
      第2条
      2 学士の学位は次のとおりとする。
      応用化学科 学士(工学) >>B. Engineering<<
      化学科 学士(理学) B. Science

      削除
    6. 「論文下書き」の話題が出て来ましたが、
      https://twitter.com/JuuichiJigen/status/444351778826768384
      http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304730304579438263049340856.html

      国会図書館の物が本物ではない場合、

      『第21条 博士の学位を授与された者は、当該博士の学位を授与された日から1年以内に、当該博士論文の全文を、公表しなければならない。』
      (早稲田大学学位規則)

      のみならず、

      『第九条  博士の学位を授与された者は、当該博士の学位を授与された日から一年以内に、当該博士の学位の授与に係る論文の全文を公表するものとする。』
      (学位規則)
      http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S28/S28F03501000009.html

      との関係が気になります。
      (参)
      『実態としては、学位授与大学の図書館等において保管・閲覧させるほか、国会図書館での保管・閲覧をもって、「印刷公表」としている例が多い。』
      (文部科学省 「学位論文の「公表」に係る法令上の取扱いについて」)
      http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/004/gijiroku/attach/1327208.htm

      ミスやエラーだったとしても、倫理だけではなく規則や法令に関わって来るとなると、更に問題は複雑になるのではないでしょうか。そうすると謝罪だけでは解決できないような懸念があります。
      民間の機関、組織においては所謂ガバナンスに関わって来ます。

      学位論文の問題については、その内容のみならず、手続きも気になるところではないでしょうか。
      論文公表以外の例としては、上の方で記した『博士論文審査報告書』の件ですが、早稲田大は法令遵守の記録は有るのでしょうか?それとも、w444833氏は迂闊に書類変更をしたのでしょうか?この書類関係の上記情報だけでは以下が気になります。
      『(論文要旨等の公表)
      第八条  大学及び独立行政法人大学評価・学位授与機構は、博士の学位を授与したときは、当該博士の学位を授与した日から三月以内に、当該博士の学位の授与に係る論文の内容の要旨及び論文審査の結果の要旨をインターネットの利用により公表するものとする。』
      (学位規則)

      削除
  40. いや、この騒ぎに乗じて、国の私学助成枠を大幅削減して、それを日本版NIHの管轄のもと、ちゃんと審査されて実績のある人たちの基礎研究に回して、日本の産業再生力に活用する、というのが正しい解決策なんだと思います。私学助成というのは、本当に税金の無駄使いなんだけれども、人脈・票田という観点から現政権与党関係者への影響力が強く、これまで財務省が切り込めなかったところなんですよ。しかし私学のトップブランドの雄、W大が、同じく老舗お嬢さまブランドの東女医をまきこんで、やっちゃってくれました。KOもこの機に乗じてW大のブランド力を削ぎにくるでしょう。

    返信削除
  41. 今回の検証を、些細なこととか科学者の嫉妬(どの分野にも嫉妬はあって、それがモチベイションになることも多い)の一言で片づけている言及が見られるので一言。
    D論の20ページ以上の盗用は、論外。1行NIHの解説記事を参考文献に掲げれば済むことに、数千行費やしている。イントロの冒頭にNIHはこう解説していますと書き出して、D論の20ページを費やしたら、論文の審査委員は何と言うだろうか。「立派な引用です。」というだろうか。
    D論も、Nature誌の投稿もこうした剽窃に満ちているようである。[先に建築偽装事件があった。我が家のそばで外見が立派なマンションがこれに該当し、無残に取り壊された。鉄筋が不足していたからである。]構築する要素に捏造がある場合、結果だけを見て語る不十分さを暗示しているように思える。
    このHPでのやりとりは、社会に大きな影響を与えている。D論での盗用を指摘したのは、ここが最初でなかったか。それが発端になって、12日には理研の「特定国立研究開発法人」(研究者に高額の報酬を払える。マスコミ的に言えば億の収入の研究者も出てくる。)の指定も延期された。必要なプロセスだったと思う。
    こうしたD論、投稿の指摘と、STAP細胞(もしあればであるが)の存在はもちろん別のことである。ただかなり杜撰な論理展開や、再現性の低さ(当初1割ぐらいと喧伝された)を考えると、残念ながらかなり悲観的である。
    こうした色んなリアクションを生んだ点で、このHP(?)の果たした役割は誠に大きいと思う。

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  42. 物理系のポスドクです.

    D 論のイントロ剽窃について,「引用ミス」とか「論文そのものの内容と無関係」とかんたんに片付けようとするコメンテーターがいますが,考え違いも甚だしい.ふだん毒にも薬にもならないことばかり言っている彼らですが,小保方さんの件に関しては毒ばかり撒き散らしています.分からないなら黙ってほしい.

    D 論の本質部分はまぎれもなく General Introduction(と General Conclusion)でしょう.それを除けば,D 論なんて(誤解を恐れずにいえば)既に掲載済みの論文を束ねて整理したものでしかない.研究者として独り立ちするまえの総決算として,自分の研究思想を表明する章,それが General Introduction のはず.

    小保方さんは自ら,確固とした研究思想がないと(図らずも)証明しているのです.かわいそうな人だ.

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    返信
    1. 「既に掲載済みの論文を束ねて整理したものでしかない」
      さすがにそれは言いすぎかと。
      私の上司からすると、「それはもう知っている」
      「お前がやったことの、差分を見せろ」。デュフフ。

      削除
    2. 誤解をまねく表現だったでしょうか.「既に掲載済みの論文」というのは,あくまでも「自分の過去の論文」という意味でした.オリジナリティを要求されるのは当然です.すみません.

      削除
    3. 「既に掲載済みの論文」というのは現場感覚からは,その通りだと思います.もちろん,学会に未発表のいいアイデアが記載されることは素晴らしいことですが,いいアイデアが検証されたら直ちに学会投稿するでしょうし.

      削除
  43. 博士論文の偽造問題は、正直いって小保方氏の博士号など、どうでもいい次元に到達していますね(そちらは理研の方できっちりカタをつけるべき話)

    D論問題で深刻なのは、早稲田の博士号に紙切れ一枚の価値もない疑惑が持ち上がっていることです。個別の問題ではなく、博士論文を認定した者の保身のために、これまで苦労された早稲田の研究者全てに泥を塗るようなことをするのか、あるいは、海外から見れば早稲田も他の日本の大学も同じ穴のムジナですから、日本の博士号全体が信頼を失うことになります。

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  44. 小保方さんは、学部卒論とか修論で、きちんとした指導を受けていたのでしょうか?
    わたしの考えからいえば、卒論の時点で、すでに序論と結論の書き方くらい教わるべきです。
    オリジナルな序論の書き方、レファレンスの書き方の原型などは、卒論で教わるべきではないでしょうか?(ちゃんとそうして教えていらっしゃる先生や学部・大学もたくさんあります)
    恐ろしいのは、こうした人を学部、修士課程、博士課程と進学させてきた体制です。
    立教学院史資料センターで教育学の寺崎昌男さんは「日本では大学院教育は進んでいない」と断言し、東大などでは教員に見せずに卒論や修論を出すことが普通であったと論じています(わたしの知る限り、文系ではいまでもそのようです)。
    こうした体制をどうにかしない限り、(過去にアニリール・セルカン問題もありましたが)今後もこういう事態が起きる可能性があるでしょう。
    また、こうした中身のない人をユニットリーダーにしてしまった理研の体制も明らかにすべきですね(なにかドロドロらしいですが…)。

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    返信
    1. 上でコメントしたポスドクです.

      論文指導もそうですが,それ以前に,研究のあり方を知る環境に一度もいなかったのだと想像します(どの大学にいたかは問題ではありません.どの研究室にいたかが問題です).思い通りでないデータに真摯になる姿勢を学ばず,都合のいいものをパッチワークするのが研究と思ったのでしょう.

      指導体制に致命的な欠陥があったと考えます.

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    2. ありがとうございます。たしかにどの研究室・ゼミにいたかだとわたしも思いました。

      削除
    3. 同じく先のポスドクです.これで最後にします.

      私はもう,彼女を研究者としてみていません.いまは,彼女が自殺でもしないか,心配です.批判と感情的な批難とは別ものですが,ふつうの人にこの区別はなかなか難しく,「謝れ」の大合唱にならないか心配しています.

      研究者生命の剥奪をこえたかたちで,彼女に責任をとるよう期待するのは酷だと思います.彼女は血税を無駄に使い,人を欺き,科学を冒涜しましたが,理研とメディアが騒ぎたてた影響すべてを一人でかぶらせるのはやりすぎです.

      理研は保身に走るのをやめ,淡々と事実をあきらかにし,厳正に処分してほしいと思います.

      削除
    4. ありがとうございます。
      すでにマスコミでは「謝れ」の大合唱になってますよね。
      これはこれで社会学的考察に値しますが、
      >理研とメディアが騒ぎたてた影響すべてを一人でかぶらせるのはやりすぎです.
      賛成です。

      削除
    5. >研究のあり方を知る環境に一度もいなかったのだ

      今回のケースは、
      普通自動車免許(研究職における博士号)取得に問題がある者を
      プロドライバー(常勤研究職)に抜擢し、
      更には世界記録を達成した(著名海外誌掲載)と主張しているような状況です。

      論文の冒頭は「その業界の相場は踏まえている」事を、
      自動車免許の実技試験のように一定の形式で引用を中心に述べて示し、
      その上で「なぜこの実験をするのか?」を書くところですから、
      博士論文でのいわゆる「コピペ」(その業界の引用の使い方、考えの示し方にすら則っていない)は、
      普通免許証で教習所ぐるみで実技に疑いがあり、免許証を不正に取得したような意味を持ってきます。

      よって、スポーツで言うところの「ドーピング」に例えられ、
      その上の就業・役職や記録の、前提となる基盤自体を疑う事態となるわけです。

      >思い通りでないデータに真摯になる姿勢を学ばず

      この点、
      研究、という実利より筋(姿勢)を求めるはずの業界も、
      メディアを含む、より実利(過程より結果で評価)の業界も、
      今回は、あまりに「金メダル(あくまで比喩です)」の誘惑に流れてしまったなと。

      削除
    6. 「これで最後に」と書いておいて,なんですが(笑).

      仰ることはその通りですし,私も同様に考え,正直,腹も立ちました.彼女が仕事を得ているということは,代わりに誰かが不当に仕事を奪われたということです.その意味で,厳正な処分があって然るべきと考えます.

      私が言いたいのは,彼女の性別・年齢・生活などにスポットがあたり,日本人の大好きなお祭り騒ぎをしたあげく,その反動が全て彼女の身にふりかかるのが心配だということです.

      私に限って言えば,彼女はもう対等に批判しあうべき研究者ではなく,ただの一般人と冷めた目で見ています.

      削除
    7. 「2014年3月13日 7:52」に書いた者です。

      私の記述は、主に一般の方に向けて、
      博士「論文」の冒頭や参照文献の書き方とは、
      「研究のあり方」の中で、どういった重さ(位置づけ)があるかを、
      不十分ながら書こうとしたものです。

      私自身は、博士論文の冒頭部で「Scientists」というおおざっぱすぎる主語が、
      問題提起部分も含めて多用されているのを見た時点で、
      おおよそ(その業界における有名論文の、著名筆者を短く引用していく場面では?)判断が出てしまっています。

      そして、博士課程に進む判断自体は「彼女の身」で決めたはずだろうに、
      それこそ定職(望むならば、結婚など)から、
      社会的に遠くなる「リスクを先に負った」代わりがこれなのかという点に、
      釈然としないものを感じています。

      一旦博士課程に進めば、その時点で「ただの一般人」には戻り難く、
      かといって「大好きなお祭り騒ぎ」だけで乗り切るには、
      人生はあまりにも長く、あまりにも「思い通りでない」ですから。

      ここまで大事ととなると、
      政治なり組織幹部に代表されるような、しかるべき立場にある者が、
      これまでを問い直すことと、これからを(私人といった残りの部分は)認める事を、
      責任を取るという役として引き受けていかないといけないかなと。

      削除
    8. 同じく先のポスドクです.

      私自身は先月末,画像の問題や彼女の発言をみて「研究者らしくない.何かがおかしい」と感じていました.読者を論文で欺く人が実験だけ入念におこない,データと真摯に向き合い,仮説・論理・考察を緻密に組み立てることなど,果たしてありえるのだろうかと考えていました.

      今や答えははっきりしました.もう彼女が処分されるのははっきりしています.そして個人的な意見を言わせてもらえば,彼女の心情など想像が難しいと思います.研究者失格なのはもちろん,普通の人とは思えませんし,淡々と処分するしかないでしょう.あとは仰るとおり,そんな彼女を科学の表舞台にひきあげた教授や責任者の引責と今後の対策がたいせつです.

      私が危惧するのはそれとは別に,一般の方の感情のヒートアップです.これは本当に難しい・・・.

      削除
  45. 古い時代の学卒素人ですが、博士課程では指導教授の下でテーマ選択、研究に伴い試験・実験データ取得と解析、その結果の考察~結論のような筋道と想像します。
    テーマ選択は本人の興味次第、その先も本人の努力次第で、博士と呼ぶにふさわしい考察や研究、それらから正しく結論を導いているかを審査するのでしょう。
    そういった過程を考えると、コピーペイントの作業は本人の考察と言えるかどうか。「自分が思い考えたことを文章で表現するにあたり、ちょうど良い文章があったから拝借した」という言い訳は5行~10行くらいなのでは?
    小保方女史、コピーペイントした内容と同レベルの論説を自分の言葉で表現し、それに必要なデータ等を自分で獲得できるなら、まだご本人の学術レベルにおいて救いがある。しかし、写真や図表等で示すデータをコピーペイントしたのでは、始めに目指す結論ありき、そのために都合良いデータを掻き集めただけのイカサマ論文になってしまう。STAPの発表のとき、「IPS細胞よりガン化の危険が少ない」と言っていたのが象徴的ですね。京大・山中教授ノーベル賞に「一矢報いたい一心」の学閥陣営が、ちょうど良い駒として小保方氏を担ぎ踊らせたような感じです。

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    1. >ちょうど良い文章があったから拝借した」という言い訳は5行~10行くらいなのでは?

      コピペ(コピー&ペースト)の分量がすくなければ許されるものではありません。
      マテメソでも「拝借」する場合は、参考文献の引用表記を載せます(というか、既往の確立された手法と同じ手法をとっている、と書くわけです)。流れを参考に書くことはあります。

      削除
  46. 先ほどの続きです。 小保方氏は、公開した手法(さらに改良してもOK)で、割合は1%に満たずとも、現実にSTAP細胞が作れた時に初めて評価される。もし作れれば、博士論文など捨ててしまって良い。幾つかの論文は、「自説を説明・証明するキレイな写真が撮れなかったが、ここではこんな写真が撮れるハズ」でも結論が正しければ、まあ、良しとしましょう。山梨大の和歌山教授、小保方氏の手法でSTAPが少しは作れたんじゃなかったでしたっけ? 百の論文より一つの大発見のほうが価値ありますね。

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    1. >百の論文より一つの大発見のほうが価値ありますね。
      確かに。ある種金脈探しだからどんな手段を取ろうが見つけた人が偉い。
      でも科学が発達し研究者も膨大にいる現在、新発見はものすごく険しい高山を登頂するようなもの。明晰な論理や研究結果を積み重ねていかないとある程度の高度にたどり着くことすら不可能。
      そして、発見した事実を科学的事実として正しく認識するためにもちゃんとした科学の能力と訓練が必要。
      さらに科学というのも他の分野同様、は研究者同士が議論したり認めたりするプロセスで発展していく。
      したがって、これらの組み合わせにより研究や論文で杜撰なことをやっている人には普通は新発見は無理。

      しかしそれらが「ある程度」不足していても、たまたま百年に一度ぐらいの異常気象で、天気は快晴続きで雪が溶けて誰も知らなかった簡単な登頂ルートがたどれた、しかしあくまでも偶然なので本人もどういうルートを辿ったかちゃんと説明出来ない、みたいな可能性はある。とか?

      しかし今回、これだけ共著者がいても研究の核心の部分を知っているのは小保方氏本人しかいなそうなのが意外だった。分野によってはそういうものなのかな?

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    2. >しかし今回、これだけ共著者がいても研究の核心の部分を知っているのは小保方氏本人しかいなそうなのが意外だった。分野によってはそういうものなのかな?
      報道を見る限りでは、小保方氏の捏造の可能性が高いのではないかと思いました。どの共著者の方も、小保方氏と一緒でないとSTAP細胞の作成に成功していない様です。誰も見ていないところでES細胞か何かを混入させた疑いがあるかと思います。それで山梨大学の若山教授も自分の渡された細胞を徹底的に調べようとされているのでは?

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  47. 博士論文審査報告書ですが、何年何月何日に口頭試問をやったのかが、記されていませんね。早稲田では、あるいはこの分野では、こういうのが普通なんですか?私の分野(文系)では、どの大学でも「○年○月○日、口頭試問を行った結果、合格と認めた」と記されるのが普通です。
    これは傍証に過ぎませんが、今回の場合、口頭試問をやったかどうかさえ、怪しいと感じます。そもそも、バカンティ教授は、彼女の口頭試問のために本当に日本にやって来たんですか?

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    1. 論文でこんなのありえない!私の分野(文系)では、、、
      って人がTwitterとかでも多くいる。
      専門外なら口出すなよ。専門の人たちの考察をなぜ黙って見てられないのか、、、
      煽りたいだけじゃないの

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    2. >あるいはこの分野では、こういうのが普通なんですか?

      生物系ではありませんが、理系です。公開されている私のD論の審査報告書には、べつに口頭試問の日付など書いてありません。他の方のも見てみましたが、書いていないようです。文系の審査報告は非常に簡素ですね。http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/

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    3. >これは傍証に過ぎませんが、今回の場合、口頭試問をやったかどうかさえ、怪しいと感じます。

      ものすごい飛躍です 文系を貶めないでください

      だから返信でこんなことを書く人が出る
      >文系の審査報告は非常に簡素ですね。http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/

      このDBは「要旨」のDBです
      理系のも検索してみてください。同じくらい簡素なものしか出てきませんよ

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    4. この博士論文で「審査がきちんとなされた」と思うほうが,難しいと思うが.

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    5. うん、「審査がきちんとなされた」と思わないのは自由。専門外の人がそれを口に出すから良くない。どうしても我慢できなくて意見言いたいなら、最後に「、と思う。専門外の論文だから見当違いかもしれないけど」くらいつけたほうがいいわなぁ

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    6. 3.13.0:33の匿名氏は直接には「審査がきちんとなされた」か否かを問題にしていない。口頭試問の日付が審査報告書に記載されていないことを理由に、諮問自体が行われなかったんじゃないか、と推理している。推理の前提になっているのは自分の専門の常識。
      この前提が問題で、理系からも文系らしき人からもおかしいと批判が出た模様。
      まあ、氏も「この分野では普通なんですか?」と聞いているからよしとしたら

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    7. 匿名2014年3月13日 21:11さん

      私は、簡素であることが悪い、とは言っていませんので、誤解されませんよう。

      ほかにも「主査」以外のメンバーに「副査」と書いていないからおかしい、という人もいる状況です。行き過ぎた批判はやめた方が良いと思いまして。

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    8. S.Y.さん
      それは大変失礼いたしました
      後段、まったく同感です

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  48. もはや例のnature論文のおけるSTAP細胞の有無の真実とは別に、小保方氏が博士号を保持する研究者としての資格が本当にあるのかが問われる事態になってるわけですね。これだけ証拠が出てきてるわけですから。課程博士号としてのPh.Dは単に研究成果に対して授与するものではなく、研究課題を提案し、研究を完成させる一連のプロセスを能力として身に着けたことを認定するものなので、当然、科学研究を行う上での作法や姿勢も問題になります。論文の序論はその研究を実施した理由や意義づけをきちんと自分の頭で考えて述べなければならないので、大量の文章をそのままコピーなんてだめです。ありえません。小保方氏はプロの研究者ではなくまったく素人だということなんですね。研究結果の中身はゆるがないから、序論だけなら少々のインチキがあってもいいんだみたいなコメントしているバカもいるようですが。 早稲田自体も当初からそういう姿勢をみせている節もあります。しかし早稲田は学位取り消しを真剣に考えるべきでしょう。また、学位を授与した研究の中身自体も怪しいところがないかもう一度精査するべきです。当時の学位審査の主査や副査は当然処分です。コピペは見抜けなかったにしても、序論の書き方がおかしいことには気づけたはずです。彼らはちゃんと読んでないんですよ。早稲田サイドはこの後におよんで強弁と言い訳で、そのままにするなら、学位授与機関としての早稲田は国内外の学術界から呆れられ、信頼が著しく低下するでしょう。ディプロマミルのバカ田大学というようにね。またここできちんとした対応をしないと、小保方氏がなんとか逃げ切ったとしても、すでに彼女の研究者としての信頼は地に落ちているので、そのままこの世界でやっていくのは難しくなると思います。学術界では今後は常に疑惑と嘲笑の目にさらされ続けていくでしょう。コピペ博士としてね。ただ、小保方氏や共著者を含むブラック法人理研CDBサイドは、STAP細胞の証拠を再度きちんと出せれば、それを錦の御旗にして残りの疑惑は見苦しい言い訳でフタをしてうやむやにして逃げ切れるといまだに考えているかもしれません。STAP細胞の証拠以前にnature論文では倫理面や姿勢が問われているにも関わらず。初期化が必要なのは、マウスの体細胞ではなく、小保方氏の脳細胞です。彼女が更生するには厳正な対応が必要です。ブラック法人理研CDBは彼女を博士号を保持している前提で、ポスドク以上の研究員としての現在の地位に抜擢しているわけですから、博士号が消えた段階で、解雇、退職の可能性を含めて理研において現在の職階でなくなることは当然です。だいたいSTAP以前にたいした実績もなさそうなまだ若いポスドク上がりがなぜ、いきなりユニットリーダーなどという地位に抜擢されているのでしょうか。将来のポテンシャルを買ったということでしょうか。今後、博士号が消えたとしても理研で働き続けたいなら、修士クラスでも可能なラボテクニシャン(実験技術員)として再雇用してもらい博士号を持った研究者のお手伝いをすることくらいがせいぜい残された道でしょう。今度は黒い割烹着を着ながらね。私は小保方氏が大学院時代からこれまでの研究ですべてをねつ造をしたとは思いませんが、研究結果の正しさをサポートする材料の見栄えをよくるためにすぐにはバレにくい小さなインチキに手を染めそれを繰り返してきた可能性があると思います。手クセが悪いというのでしょうか。一度の万引きがたまたまうまくいって、バレるまでもうやめられないとまらない状態になってるのと似ています。もしそうなら研究者としての感覚が麻痺しているか、人格が破たんしてると思います。 とんだトリックスターでした。一か月以上前のブラック法人理研のやらせくさい大本営発表の直後から、それに便乗して勇み足でネット上でもてはやしてた人々はとんだ大恥をかきましたね。日経サイエンスやニュートン、natureダイジェストはさっそく最新号でSTAP細胞をノリノリで解説してくれてますが、次号以降でどう始末をつけるのかな。

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  49. 早稲田という教育機関の、根本的なクオリティが問われる事態。ところが、早稲田の教育学部卒で、学習塾の経営をしていた下村文部科学大臣とか、まったくなにもわからない。世耕官房副長官も早稲田の出身ですから、小保方Dissertation疑惑もみ消しに、積極的に動いているわけですよ。安倍内閣の教育再生会議の議長は、早稲田の総長ですからねえ。マスコミの大半も早稲田の文系出身。

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  50. 修論も見たくなりますねぇ。恐いもの見たさで^^;

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  51. 一般の人の感想や、擁護は論外だから別として、理研のトップやそのあたりの科学者にいる擁護者は、たぶん年齢が上の方が多いんじゃないかと。こんなことする研究者とか学生なんているはずないって思ってるのかも。データをみて本物と確信したとかいってるけど、そのデータが嘘っぱちのを持ってくるなんてことする子はいないって思ってんじゃないの。
    昔はいなかったかも知らんけど、大学全入時代のいま割とたくさんいると思うよ。
    あと研究やろうなんて人は真面目な人が多いから、糾弾しようとか、告発しようとか告げ口みたいなの潔しとしないでしょ。だから残ってっちゃう。

    有馬氏のゆとり政策や無計画大学院生増加計画よりこっち、これに似たり寄ったりの学生増えてると思う。自分も何人も見た。しかもいろんなバランスで排除されなかったり、それなりの職についちゃったりしてるのも見た。でもだいたいはどこかで退場願ってるのに、この場合はここまで来ちゃったんでしょう。政治か金か運か知らんけど。

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    1. 大学全入時代というよりネット社会が生み出したのでは?
      日本は剽窃盗用に関して非常に甘いということがこの件でよく分かった。

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    2. 剽窃盗用に関してはネット社会だろうけど、安易な学生が増えすぎてリソースが食われまくっているので、研究の質を高める部分がないがしろ。基礎学力もなく、カルチャースクールのつもり、あわよくば研究職みたいなのが多い。そして教える方は面倒なのかそれをたしなめることもやめさせることもないし、できないから溢れていく。で、まともにやってるやつも、そうでない手合も、等しく予算を消費するから、まともなやつに金も職も回らなくなる。まあ、後半は関係ないただの恨み事ですけど、割烹着で壁ピンクとか指輪とか、完全にカルチャースクールに来るおばちゃんじゃん(これもただの偏見だね、すみません)。私は盗用、というより、自分のやってることがあんまり分かってないレベルかもしれないと思ってて、ソレでまかり通ってた部分が一番問題だと思う。

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  52. 数十年前に博士号をとったが,研究職に就くことができなくて、高校教員になったものです。
    高校の理科部の指導でも、生徒が発表資料を書くときに、今までどんな研究が行われてきたか,生徒の研究がその中でどんな意義があるかを理解をしてもらうために、資料を渡し読んでもらい、参考文献もしっかり書くように指導していますよ。
    博士論文の指導でこんなことが起きるとは、信じられない。
    彼女の研究者としての資質と、これまでの環境に大いに疑問があります.

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  53. 京大某教授のブログ読みました
    O氏は「夢の世界の住人」で、夢の世界の住人が、
    なぜ科学のど真ん中のポジションに立てたのか、
    検証が必要であると。

    この件で、奇をてらわず真面目にやってる多くのポスドクの方たちが、
    「あほくさ」となりませんように。
    それは一般人である私達にとっても不幸なことなんです

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  54. D論では6 months をfor a prolonged period of time に書き換えていた、と今朝のテレビでは報じられていました。書きかえられた英語はかなり高級ですね。日本人の研究者ではいささか無理なような気がします。ことによると、D論の製作にnative speaker も加担していた、という可能性は有りませんか。

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    1. その該当箇所については、具体的に「6ヶ月」と言い切るのでなく、「長期間」と表現をあいまいにしただけではないでしょうか。アルクの「英辞郎」で「長期間」を調べると"a long period of time"や"a prolonged period of time"との表現も色々とサジェストされますし、ネイティブスピーカーは関与していないのでは。もし加担していたら、まず始めにBackgroundにある”Establish of embryonic stem cells〜"のような小見出しを見逃すはずがないと思います。

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    2. なるほどそうですね。納得しました。ご教示に感謝します。

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  55. 今回の小保方の一件って、もしかしたら

    他の大学で堂々と公開されてる論文もひとつずつ
    調べたら・・・・・

    全部
    同 じ 穴 の 狢 

    だったりして(激藁)

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    1. 博士号を持つ人間としてそれが一番心配です。
      同じだと思われたくないから、是非調査してほしいです。

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  56. 出回ってるD論のpdfって、図書館に収められてる本物ですかね?
    事務手続き上の仮提出版とか、誰かの作った偽物とか(であったらいいのに)。

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    1. 小保方さん本人がそれを言い始めましたね…
      http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140314-00005493-wsj-int
      でも、それはまずありえないでしょう。

      削除
    2. 仮に、国会図書館に収められているハードカバー製本が下書きだとしても
      普通、博士論文は図書館に残すもの以外にソフトカバー製本して学位取得にお世話になった方々に配るんだけど、最低限主査、副査の先生には1冊ずつ配る。
      ハードカバー製本は提出期限があるから急がないといけない場合があるが、ソフトカバーは時間に余裕があるからちゃんとしたものが作れるはず。
      まさか、お世話になった人にも下書き配ったのか?

      っていうかそれ以前の問題として
      大学が製本したものに学位記番号振って学位認めた時点で中身がなんだろうと、下書きではない。
      もう、これがあなたの学位論文です。

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    3. >もう、これがあなたの学位論文です。

      同感。「下書き」なんて、よくこんなありえない言い訳を言い出しましたね。国会図書館に所蔵しているD論が下書きなんてありえるかよ。

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  57. 早稲田は何を調査してるんだ?明々白々だろうが

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  58. Dissertation の最低ラインすら順守されていないのは明らか。最初の20行そのまま盗用とか、ものすごく初歩的かつ悪質な盗用なのに、ダンマリ・調査中を繰り返す早稲田には、学問的にまともな教授がいないということではないか? それに加えて、早稲田の総長(文科系)は、現政権の教育再生会議の議長で、日本の教育を『立て直す」ことのいわば責任者。ということは体面を考えているのでは? このままダンマリ・調査中だと、早稲田のばあいは、小保方氏のケースだけだろうか、早稲田内部で、お互いに隠ぺいしあっている可能性もかなり高いのではないか、という疑念がますます強くなる。さらにひろがると、日本全体の科学技術に関するD論への疑惑に発展する可能性すらある。

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  59. 武田邦彦先生,メディアで無茶苦茶いってますね・・・.彼の発言のどれ一つとっても同意できない.ひどすぎる.

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  60. >武田邦彦先生,メディアで無茶苦茶いってますね

    こういう教授がいるからこういう「博士」が生まれるんでしょうね。

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  61. >出回ってるD論のpdfって、図書館に収められてる本物ですかね?

    M論と卒論も図書館から引っ張り出して調べてほしい。早稲田の教育が機能していたか検証するために必要だと思います。

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  62. 問題の博士論文は下書きなんてほざいてるぜ。
    http://sankei.jp.msn.com/science/news/140314/scn14031415170006-n1.htm

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  63. 理研の会見の一部始終をニコニコ動画で拝見しました。特に多用された言葉が「ミス」、「杜撰」、「未熟」。

    博士論文からの画像流用の件に、調査委員会が「取り違え」というタイトルを付けているのには唖然としました。それを調べるのが仕事だろうに。

    著者を会見に出さないのもポロが出ては困るからでしょう。「理研は死んだ」と思いました。

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  64. 下書きって・・・これまた豪快な言い訳をしてきましたね。
    ただ,この言い訳なかなか剛胆な勝負にはなっていて,早稲田はこれをウソというならD論審査は全く読んでないことを恥をさらしても貫かなければなりませんね。
    冒頭20pのコピペは分からなくても,参考文献の引用が全くないのは一見明白ですから。
    それを気付かないことはあり得ませんから。
    ですから,この豪快なウソはあり得んというなら,メディアは関係者に一斉に取材を掛けて下書きでない完成品を持っているか,見たことあるかを聞かなくてはなりません。
    早稲田にとっても渡りに船のこの豪快な言い訳が徐々に力を得る前に。
    それにしてもこの事件関係者,すごすぎる・・・

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    1. 意味が分からないですよね.なんで,世に出ないはずの下書きを報道関係者が手に入れられるのか.国会図書館に納入するのは最終版のはずでしょう? 少なくとも私の論文はそうでした.

      そもそも 20 ページをコピペする下書きなんて,想像もできないけど.

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  65. 皆さん考えてほしいのは,やらかした人は真っ白な潔白なんてはなから期待してなくて,すれすれでどうしたら逃げ切れるかがテーマなんですから。自分が礼儀正しいまじめな研究者なんて評価金輪際受けられないのは百も承知。
    理研を切られないか,名前を言っただけで相手にされないのじゃないく,どっかに潜り込める余地くらいは残らないか,博士号を剥奪してきたら裁判で勝てないか(この場合は剥奪すべきの立証は早稲田がしなくちゃならないはず),とか,ぎりぎりの線での攻防なんです。
    意外すぎる言い訳に呆れて貶しても,最後はその人が逃げ切るかもしれないの。
    それがけしからんというなら,綺麗すぎる前提をたてて,高みから批判してないで,地上戦で勝てる方法を考えるべきなんです。

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  66. 徹底的包囲殲滅戦です。殲滅しなきゃしぶとく生き残るんです。
    11jigenさんは,論文の内容等という極めてクリアな領域で,手を抜かず,最後までフェアに=逃げる余地がフェアなほど少ない,をしておられる訳です。
    ですから,このような事件の再発がないようにきっちりした扱いを望む研究者の方や,社会正義を追及するメディアの方々は,それぞれの領域で手を緩めてはなりません。
    故意に断罪するようなことはそれこそ逆の捏造ですし,返り討ちを受けますから,正々堂々と,あり得ないことはあり得ないと認められるように,地道に粘り強く追い込むのです。
    理研の逃げは相当高度ですね。メディアが見だしていくらあおっても,おそらく笹井さんどころか,小保方さんすらも大した処分されない可能性も高くなってきてます。
    理研内部から意見した良識派が今度は危機です。そんなひどいことを許さないためには,徹底的にネチネチと追及する。それを期待します。

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  67. 理研という組織には、科学に真摯に向き合うべき科学者がいないのか???
    会見を見て、そう思った。国民を煙にまくのもいいかげんにしろ、と言いたい。
    理研という組織を一度解体すべきだと心底思った。

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  68. 本日午前の有志声明が延期になり,野依さん自らが出るとの報があったときには,理研は正しい方向に向かうのかと期待しましたが,全く裏切られました。
    巧妙に準備された組織防衛のプレゼンですね。
    野依さんもこれまでの言説と矛盾しない識見は全く示さず,竹市さんがわずかに苦渋の表情を浮かべる程度でした。
    何度でも言いますが,人からバカにされるような言い訳でも,生き残れたらあっちの勝ちです。厚顔無恥さにあきれてゲンナリしても,相手にとっては思うつぼ。
    厚顔無恥な輩を許さないためには,その相手の何十倍ものエネルギーを費やしても飽き足らない怒りが必要です。
    怒りのエネルギーを力に代えて,いかなる言い逃れも論理で粉砕する覚悟を持つべきです。
    今のままでは,きっと奴らは逃げ切ります。

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    1. >何度でも言いますが,人からバカにされるような言い訳でも,生き残れたらあっち>の勝ちです。厚顔無恥さにあきれてゲンナリしても,相手にとっては思うつぼ。
      >厚顔無恥な輩を許さないためには,その相手の何十倍ものエネルギーを費やし
      ても飽き足らない怒りが必要です。

      なるほどね
      孫子の兵法にのっとって、まず敵の心理を知るために、この本を読みます

      M・スコット・ペック
      『平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学』

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  69. 会見見ました。サイエンスの議論は検証の名の下に跳ね返されていましたね。撤回を勧告している論文のプロトコルをもとに、科学コミュニティに再現実験を求めるという理研の論理は破綻していると共に甚だ不誠実、無責任極まりない姿勢です。理研にはガッカリ。今日の時点で論文を撤回しないことによって、不誠実なプロトコルを使って世界中の多くの一流研究者たちが時間を犠牲にするかもしれないリスクを負うこという決断をしたこと理研は気がついているのでしょうか?舵は誤った方向に切られたと思います。

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    1. 組織としての理研は著者じゃないんだから、論文の撤回は出来ないでしょうが。

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  70. D論文は全てネットで公開しPeer reviewを受けるべきでは? 博士一人の生産の為に多額の税金が費やされている。博士の粗製乱造は税金の無駄使い。ポスドク問題の原因でもある。名ばかり博士は本人にとっても不幸なこと。大学教授のtenureについても米国なみの厳しさが必要です。

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  71. 理研はもっと素直に非を認めれば、世間もサポートしたが、これで今後のこの問題の展開、予算の獲得や特定法人に暗雲が立ち込めた。リスクマネジメントができておらず、時間稼ぎ(先送り)をした。委員会は研究不正のみを追求するのなら、今回の研究全体のシステム、成果の不備、不適切はどの場でするのか。この委員会だって多くの税金を使ってやっているのだから、委員会への課題設定が国民ニーズに全くあっていない。

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  72. 既に取り上げられている早稲田の学位規則にあるように、
    http://www.waseda.jp/soumu/kiyaku/d1w_reiki/35190928000200000000/35190928000200000000/35190928000200000000_j.html
    博士論文は審査前に3部提出させられていているはず(第7条)。
    (ちなみに情報を入手できた他の研究科の場合だと、この提出段階で製本されているらしい。
    もちろんその前に「通常は」主査になる人の指導が当然入ってるみたいだ。
    さらに副査になる人たちの予備チェックが入っていたりしても不思議ではない)

    さらに、一旦受理した学位論文等は返還しない(第10条第2項)のだから、すごい言い訳については残っているものと照合すれば判明する。
    それに基づいて審査されたわけだろうから。
    さすがに、3部の中に違うものが混じってましたとか訳のわからん追い打ちはなしだ。

    しかし、指導教員が主査の他のD論がまとも「そう」
    https://twitter.com/JuuichiJigen/status/444300630027665408
    とのTweetを信頼すると、ますます謎が深まる。
    早稲田はおろか、このラボが一般的に問題だったんだということも勇み足になる可能性がある。
    そこで気になるのが環境で、前のコメントに
    「研究のあり方を知る環境(研究室・ゼミ)に1度もいなかったのでは」
    ってのがあって、しごくもっともだと思うけど、その点で興味深いのはこの記事。
    著者の元の意図とは逆方向の読み取りになるけどね。
    http://benesse.jp/blog/20140221/p5.html
    これが出たときにはもう疑惑は出始めてて、何をこの時期にのんきなことを言ってるんだと思った記事だけど。
    さらに、よくあるどうでもい属性に着目して変なラベルを貼ってたから、教育関係企業の人間が何を広めてるんだとも思った。しかも内容には必要ないbackgroundとしてだったから。
    気になる人はそれも踏まえた上で読んでほしい。

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    1. ベネッセのブログ読みました。
      履歴はまさに文科省が理想とするような華やかで立派なものになりますね。
      AO入試→博士課程進学with学振→GCOEでハーバード留学→学位取得→新卒採用でいきなり準教授待遇のポスト→世紀の大発見・・・
      しかも、この一連の流れにおいて、男女共同参画の趣旨も追い風になっていたでしょう。

      つまり、国の教育・科学政策に基づく制度を最大限利用して、
      「時代の先端を行く若き女性研究者」の外見をまとうことができたが、
      誰も彼女をまともに指導していなかったことが明白です。
      早稲田の指導教員は、実質ハーバードの教授に丸投げし、
      ハーバードの教授は、お客さん扱いで、自分の弟子とも思っていない。
      手を動かすことの手順は習っても、
      「科学者」になるための訓練は受けたことはなかったでしょう。
      理研の対応が遅れたのは、幹部(古い世代)がまず、何が起こっているのかわからなかったからなんでしょうね。
      要するに、世間知らずの無知なんです。
      現場はとっくにわかっていたことなのにね。

      ところで、小保方さんも、「赤ちゃん細胞」だの「若返り」だの言ってましたが、
      あの二つの単語を聞いて、
      私は「この人、細胞生物学の基礎知識を全く持っていない」と思ったわけですが、
      理研ではラボセミナー等で彼女の「能力」に気づかなかったんでしょうか。
      経歴には騙されても、中身については接していれば判断可能と思うんですが。
      なぜ彼女のような張りぼてモンスターがここまでこれたのか、そこがすごく謎です。

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    2. 元のコメント主です。
      これを見て興味深いのは、研究者の基礎を作る段階でどこかのラボで腰を据えて取り組む機会がなかったのではないかと読めることです。
      洋の東西を問わず、ラボを何度か変える人はいますし、そこにはメリットもあります。
      しかしこれを見ると、院に所属している間中、何重かの(実質的な)所属になっていたように読めるのです。

      つまり、本属の指導者は(明に? 暗に?)「まかせた」となり、(本人の実感としての)責任の所在がわからなくなります。
      独り立ちした研究者どうしの共同研究なら、このような制度は良いのでしょうが、
      院生指導(仮免運転状態)では誰が指導者か、責任と確認体制も含めてきちんとしておかないと
      隙間にとんでもない落とし穴があるということを示してしまったように思えるのです。

      他のコメントにあった、早稲田理工のコピペ文化について、今回の事件との結びつきの点での評価は難しいですが、
      それでも普通は、そのようなマス状態でも、自分のラボのDに上げるかどうかを吟味する学生の修論については、
      それを読んだ上でDに上げて良いかを判断しているはず(だと思いたいの)ですが。
      (今回はコピペ文化だったとしてという前提で話をしているだけで、私自身が許容しているという意味ではありません。)

      もし、(実感としての)責任の分散で、そこのハードルまで下がっていたと「したら」何だかなぁと思わざるを得ませんが。

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  73. Nature のブログにこんな記載が・・・
    STAP騒動で、日本の科学全般の信頼性を失墜させた意味は大きい。

    Call for acid-bath stem-cell paper to be retracted
    ttp://blogs.nature.com/news/2014/03/call-for-acid-bath-stem-cell-paper-to-be-retracted.html
    --------------------------------------------------------------
    Steve Jackman said:

    As an American who is a long term resident of Japan and has worked at Japanese companies here, I have long agonized at the sloppy nature of work I have witnessed at these companies. This call for retraction of the Japanese stem cell study by one of the Japanese co-authors has once again put the spotlight on this problem. Foreigners have an image of the Japanese as very thorough, detail-oriented, and meticulous.
    >However, my experience in Japan over more than a decade has been just the opposite of this.
    >Things got so bad at my Japanese company that everytime I would check my Japanese subordinates’ work, for me it was never a matter of if I would find mistakes, but how many mistakes would I eventually end up finding. Many of these were due to pure sloppiness, carelessness, an inability to think independently, critically or to ask questions, a blind allegiance to protocol and hierarchy, and a fear of being perceived as a troublemaker or someone who is not a team player. This helped me understand why Japanese companies place such importance on manuals, rules and doing things by the book, since the Japanese are usually very good at following rules that have been written down for them. This style may work well for manufacturing industries, but not for research, STEM fields (Science, Technology, Engineering and Maths), or in the knowledge and service industries of the future.

    日本人として、どうしようもなくやるせない・・・

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  74. 専門外の文系人間は黙っとれ!とここでは言われますが、ここまで大きな社会問題となると
    文系人間の集合体のマスコミも一般人も黙ってはいません。バイオ株のインサイダー取引や、それこそコピペで出てくる理研の「白い巨塔」的内部事情は、マスコミの格好のネタでしょうしね。一般人はヒートアップするなと上から目線で言う前に、この国民の失望感を
    ご自分たちの援軍にすればよいのでは?

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    1. 上で「ヒートアップ」という言葉をもちだした者です.

      別に,私は「一般人や文系の方に黙ってろ」といった覚えはありませんし,上から目線で言ったつもりもありません.税金のうえで研究しているわけですから,誠実に研究を遂行して,社会に成果を還元していくのが研究者の責務でしょう.

      私が言いたかったのは,批判と感情的な批難とは別だということです.大騒ぎにした根源はもちろん彼女にあるわけですが,それを利用したのは理研とメディアです.どちらも責任を回避できません.これらの関係各所すべてを追求する上で,国民の感情的な批難を利用してしまうと,結局,一番打撃を受けるのは一個人である小保方さんになるはずで,今後の研究機関とメディアの改善をかんがえるうえで理想的な追求とは程遠いものになると考えます.手段を選ばずというわけにはいきません.

      それとは別に,今回の理研の中間報告には憤りを隠せません.なにが再教育かと思います.彼女は一人前の研究者として雇われているわけですから,不適格であることがわかった以上,事情を調査した上でクビを切るしか,ほかに選択肢はないはず.

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    2. 「2014年3月13日 7:52」の者です。

      残念ながら、今回の理研の「資金流用不祥事に対するような」政治的会見は、
      既に理研の思惑通りという意味で「マスコミの格好のネタ」となっています。

      >喝采一転「未熟」と断罪 野依理事長「徹底的に教育し直す」
      >2014.3.14 21:45
      http://sankei.jp.msn.com/science/news/140314/scn14031421480015-n1.htm
      >ノーベル化学賞受賞者でもある野依良治理事長らが出席。
      >苦渋の表情で、STAP細胞の論文の責任者である
      >小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)を断罪した。

      ノーベル賞学者という、国内における最高権威(ボス)らが、
      「論文の体を成していない」などと、
      大衆感情の通りに”子分”の技能をバッサリ切る「ポーズ」を見せたうえで、
      「徹底的に教育し直さないといけない」と憮然(ぶぜん)とした表情だった。」
      つまり、指導層に替わりなど居ないのだから、
      師匠として任せてほしいと”親心”風のポーズも見せて、
      結局、人事無問責を押し通した訳です。

      これは、未だに研究「成果」としてのSTAP細胞の存否に関心の軸がある大衆メディアにとっては、
      「替わりの研究者を評価支援していく」という年月を要する地味な”売れない”ネタより、
      よほど「インパクト」があり、使いやすい筋書に見えたのでしょう。

      おそらく理研の目線には、大衆メディアの軸として現文科大臣らの人事介入が、
      具体的に見えており、不祥事で人事直接介入という前例を避けるためなら、
      大衆メディアの望む「言葉は鬼だが、清濁併せのむボス」を演じてでも、
      理研(ひいては国内研究界)の人事権や予算執行権を
      (それこそ、気移りしやすい大衆メディア等から)護持したいのだと受け取りました。
      彼女をかばうとかいうより、幹部(人事)や中堅(実質論文作成者)が、
      短期的な激動に曝されるのを避けようと。

      しかし、その大衆(メディアなり現大臣クラス)インパクト対応の代償が、
      「倫理欠落認定者に、当該STAP研究を続行させる」という、
      外部でSTAP再現実験に励む研究者たちをも巻き込む、
      汚染(コンタミ)人事となりました。

      学問上の筋を加味すれば、いきなり解雇する反動を恐れるぐらいなら、
      「博論を確かめた結果、博士論文を書く段階からの再教育が必要と判断した。
      よって、STAPの研究からは離れてもらって、
      きちんと、博士論文から書き上げるよう指導が必要だ。」と言ってもらいたかったです。

      しかし、これを実行するとなると、最初の博論を通してしまった
      早稲田大学の審査体制を問わない訳にはいかず、
      その早稲田側には政界有力者(どの程度で学位の肩書を手にしたか?)も相当数いますから、
      「ザル審査」だったと国内で表だっていえば、
      たとえ理研幹部であっても政治的反動を受けるだろうと。

      つまり、今回の理研の対応ですら、大衆(メディアや政界)の怒りを前提に、
      国内で望まれるような政治的筋書を演じて見せたとも言えるのです。

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  75. 理研は、徹底抗戦のようですね。
    今回の会見は、正攻法では反論はできないから、あり得ない主張とあいまい言い訳で、
    あえて挑発して、こちらが人格攻撃や、勇み足で不適切指摘(ミス)をさせる作戦だと思います。
    そして、挑発に乗ってしまって、不適切な主張・過剰な人格攻撃をしてしまったら、
    金と政治、マスコミの力で、もう一度手のひら返しさせるチャンスを待ってるような気がします。
    ホント腹立たしくて、悔しいけど、ここで無理な主張はせずに、
    今まで通り冷静に、相手の矛盾を積みかせねて行きましょう。

    どちらが正しいか、常識のある人はみんなわかっていますから。

    これからも11jigenさんを応援しています。

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  76. 今回の件で、研究者として未熟なので再教育する・・・という事になったが、今まで気付かなかったのが不思議。逆に言うと、今までの「超優秀」評価や理研のユニットリーダーになれたいきさつは何なんだ?論文の書き方すら知らず、博士論文の下書きを提出するような人間によくそんな評価が出来たなと。

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    1. ものすごく能力もあって、独創性もある人だと思います。
      若くして理研で職を得て、何人もの研究者を巻き込み、Natureに論文を受理させたくらいです。早稲田のAO入試くらい軽く突破しちゃうし、大学院をなめてかかり、「これくらいでOK」って感じで手抜きのD論を出したんでしょう。審査がもっと厳しかったとしても、それなりにもっともらしく書いちゃうように思います。
      ここに来て(Natureの論文で世界中に恥を晒して)、ようやくscienceの自浄作用が働き始めたように思います。

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  77. C. Picioreanu∗ , J. B. Xavier and M. C. M. van Loosdrecht (2004)
    Advances in mathematical modeling of biofilm structure. Biofilms 1, 1–13
    のイントロをコピーしている例の研究室関連の博士論文がありました。なんだかなぁ、そういうことなんでしょう。

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    1. 詳しく,お願いします。

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    2. Picioreanuらのイントロの冒頭を検索してみてください。

      During biofilm development, a large number of phenomena occur simultaneously and interact over a wide range of length and time scales. As a result of nutrient conversions, the biofilm expands on the basis of bacterial growth and production of extracellular polymeric substances(EPS).

      C. Picioreanu , J. B. Xavier and M. C. M. van Loosdrecht (2004)
      Advances in mathematical modeling of biofilm structure. Biofilms 1, 1–13.

      http://www.researchgate.net/publication/231787353_Advances_in_mathematical_modeling_of_biofilm_structure/file/9fcfd511fdc51d855c.pdf

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  78. 自分は他分野の研究職ですが、今日の理研の中間発表は耳を疑いました。
    情けなくて、バカらしくて、涙が出そうです。
    日本は資源に乏しく、科学立国として知恵とアイデアで勝負していかなければ
    ならないのに、自らの保身しか考えず、日本の科学力を貶める理研の対応は、
    もはや国辱と言ってよいと思います。

    自分は京大に在籍していますが、この件は多くの教員や研究者が
    憤りを持って見つめているように思います。
    理研の徹底抗戦により、事態の収束は長期化するかもしれませんが、
    これからも怒りを鎮めることなく、見守っていきます。
    11jigenさまを応援しています!!

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  79. 理研は最悪でも一部の関係者を解雇するだけで済ませられるとか思っているのかな。
    まあ、発生再生科学総合研究センターだからトカゲのしっぽ切りは得意分野なんだろうな。

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  80. はてな匿名ダイアリー
    早稲田大学の理工系におけるコピペ文化について
    http://anond.hatelabo.jp/touch/20140314233406

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    1. これ、実験内容の方が重要だから、それができているなら、道のりを明かすべきレポートは、およそ形式が整っていれば中身はゼロで構わないという姿勢ですよね。

      電卓たたいて答えが出ればOK式の考え方と重なって、ため息が出る。結果重視の詰め込み式は、道のりを明らかにする学問の本質とは相容れない。引用先を明らかにするなどの学術的マナーについて学ぶ機会が与えられない事も考えれば、これは学問の場ではない。もともと日本の大学の学部にそんなことを期待するのは無理とは思っていたが、大学院レベルまで同様とは、腐っている。

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  81. 科学者、研究者である前に、人間としてどうなのでしょう。
    ひとのものを、盗んでは絶対にいけません。たとえ一行でも、たいして重要でないものでも、そんな事はあたりまえの事です。コピペだからと、軽く考えては大間違いだ。
    万引きは、どんな事情であれ犯罪です。たとえ小額なものでも、不人気な売れ残り商品でも。
    そんな事は、誰でも知っているはず。博士だろうと学生だろうと無関係。恥を知りなさい。

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  82. 最近大学で、工学部の授業についていけないから高校内容を復習させたり、
    経済学部で微積分を勉強させたりする親切な大学が出てきていますが、理研は
    研究機関であって教育機関じゃないんだから、まさかそんなこと税金でしませんよね。
    理不尽なことが許されないように、まともな研究者の人たちに声をあげてもらいたい。
    それだけです

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  83. 小保方氏もさることながら、もっと焦点をあてるべきは、直属の上司であり共著者でもある副センター長の笹井氏だと思う。彼女の能力を考えると、Nature論文はこの人が実質的に書いたものと思われる。彼女は適当にデータを提供した程度だろう。

    理研が特定法人化されれば、センター長昇格とともに、高額の給与が約束されていた。大げさなプレス発表も、この人が中心になってアレンジしたものと思われる。小保方のアホさは知りながら、見た目とプロフィールは「使える」と思ったのだろう。さすがにD論の不備については想定外だっただろうけど。

    ご本人はあまり表に顔ださず、一方で渦中にあって3月11日には「上原賞」を受賞して2000万円を手にしている。理研としては期待の星であり、最終的には小保方の未熟さに罪を押し付けて、この人を残すという判断ではないか。

    マスコミはこの人こそもっと追究すべきだと思う。もっとも小保方に比べてずっとスマートだろうから、簡単にはしっぽはださないだろうけど。

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    1. この記事は本当でしょうか.
      「STAP疑惑底なし メディア戦略あだに」
      http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20140315070914336

      以下,当該記事をすこし引用しますと,

      『笹井氏は小保方氏を大舞台に押し上げようと奮闘。会見に備え、理研広報チームと笹井氏、小保方氏が1カ月前からピンクや黄色の実験室を準備し、かっぽう着のアイデアも思いついた。文部科学省幹部は「笹井先生はうれしかったんだと思う。iPSが見つかるまでは、笹井先生が(山中伸弥京都大教授より)上にいた」。会見ではSTAP細胞の優位性が強調された』

      とのこと.

      (さもありなんという記事ですが)事実とすれば,とことん追求すべきです.「手違い」で論文に誤った写真をはりつけている人たちが,こんな演出に真剣になっている.研究者の魂はどこにいったのか.

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    2. 理研の体質を考えると、十分ありそうですね。過剰演出は笹井氏+理研広報の企画で、もともとプレゼン上手の小保方氏が、これに身の程しらずに乗っかったという図でしょうか。一番近い上司で、Nature論文の本文をほとんど執筆したであろうこの人は、小保方氏にすべて責任をおしつけてご自分は春からめでたくセンター長に昇任でしょうか。マテメソまでは目が行き届かなかったのと、テキトーな写真を渡されていたことは誤算でしたね。

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    3. 世にはその成果がなくとも、とにかく目立ちたい、ヒーロー/ヒロインになりたい
      自分はすごい才能の持ち主、特別な存在なんだというのを示したがる人がいますよね。
      さらに、そのためには何をしても良いと(呼吸をするように)思っていたりする人まで。
      真偽のほどは検証してみないとわかりませんが、小保方さんもそうだったのではないかという人もいます。
      だとすると、目立ちたいという点で両者の思惑が一致してしまったという可能性はありますよね。
      (それで起こる捏造は、生き残りをかけて行う捏造というのとはまた別種の捏造ですね。)

      だとしても、普通は成果がなければ誰も相手にしないはず(であってほしい)です。
      そのようなものをふるいにかける仕組みをうまく作っておかなきゃいけないというのは、今回の事件から見える課題だと思います。
      検証とともに、抜け穴の無いシステム作りは必要でしょう。

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    4. 理研の内部から出ていると思われるいろいろな情報をみても(風説なので最初から信じてはいけませんが)、笹井氏の関与をきちんと検証して欲しいところですね。
      小保方氏を取り巻いた状況(彼女の地位も含めて)をつくった責任を明らかにしなければ再発防止にはつながらない。

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  84. 今回のSTAP細胞の論文の件ですが、最初からずっと小保方氏ばかりが注目されているのはなぜなのですか。
    現在明らかになっている捏造、偽装、使いまわし、確かにひどいのですが、論文そのものは何人もの共同著者がいますよね。 論文のすべてを小保方氏が書いたわけではないでしょう、たぶん。 なぜ小保方氏ばかりが祭り上げられているのでしょうか。

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    1. 主に理研の共同研究者らの思惑とメディア関係者のそれが,うまく合致したせいと想像します.宣伝しやすかったのでしょう.

      純粋にサイエンスの観点からすると,筆頭著者には,研究および論文作成で最も重要な役割をはたした研究者がなりますから,責任も重大です.他人が書いたパートだからと責任を逃れることはできません(もちろん,共同研究者も同じく責任はあります.程度の差ですね).

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    2. ありがとうございます。
      なるほど、彼女は筆頭著者の立場なのですね。 当初は女性だからということで執拗にメディアにたかられていたようですが。

      勤務先の理研からは倫理観がないとか未熟とか散々な言われようですが、すべての責任を彼女に押し付けて済まそうとしているんでしょうかね。

      彼女の博士論文のでたらめさといい、ここのコメント欄にある、盗用を瑣末なことだといったり擁護したりする意見といい、日本の教育というのは一体どうなっているんだという感が強いです。
      写真の切り貼り、要するにデータの捏造をやってはいけないという認識はなかったと小保方氏が話したようですが、唖然と言うか、なんというか。
      ということは今までも(博士論文で明らかですが)ずっとこんなやり方でやってきたのでそれが当たり前、罪の意識なんかこれっぽっちもないのではないかと思えます。

      おそらく今彼女はなぜ自分が、自分だけがこんなに非難されるのか理解できずにいるのでしょう。 たぶん自分が被害者だと思っている。

      理研からすべての責任を押し付けられそうになっている現状からは確かに被害者ではあるかも。 身から出たさびだけど。 でもなぜ私だけが、という思いは強く持っているんじゃないかなと想像してます。

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    3. そうですね.

      私たち,ふつうの研究者からすれば,彼女のようなポジションについていてなおかつ Nature に投稿するような人が,ありえないほど粗末な仕事をしていることに愕然としたわけです.私の母校では,あれほど酷い研究スタンスの学生は学部四年生でもみません.科学者と呼ぶのも躊躇われます.

      私も一度,共同研究で Science に投稿したことがありますが,自分の名前が論文著者の末尾のほうだったのにかかわらず,原稿全てにわたって百回近く読みこみ,推敲をくわえました.それが普通と思いますし,写真の挿入ミスなんて本来ありえません.論文の写真さえしっかり貼れない人が,どうして実験をちゃんと行えるというのでしょう.わかりません.

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    4. 上の方の回答にあるように、普通は筆頭著者が論文に責任を持つのがルールです。ただし必ずしも責任が持てない場合には、corresponding authorに印をつけることが一般的です。今回のNature論文の件は小保方氏が最も責任ある立場であることは確かですが、ご指摘のように彼女にそれだけの自覚と能力があったかどうか。

      理研は彼女に責任を押し付け、幕引きをはかりたいところでしょう。発表は理研の名前で大々的におこない、まずいことになると著者に責任を押し付ける姿勢が、昨日の会見でも見え見えです。

      特定法人化は先送りされたとはいえ、ほとぼりが冷めたらこれに選ばれる可能性が強いでしょうね。日本の科学の恥を世界にさらした理研と笹井氏こそ、厳しく責任が問われるべきだと思います。

      ただし、このことは本サイトでは難しいですね。一番いいのは、彼らが利用しようとしたマスコミに厳しく追及してもらうことかと思います。

      小保方さんは確かに研究者としては話にならないレベルですが、マスコミには独自の調査で笹井氏・理研の巨悪こそ暴いてもらいたいと思います。上のほうで、ピンクや黄色の実験室が1か月前に準備されたとされていますが、このような点は出入りの業者から裏を取れば簡単に暴けるのでは。

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  85. 私は文科系ですが、学生には出典は常に明らかにするように厳しく指導してきました。外国人教師はとても厳格で、「3語以上の引用は出典明記」というルールを徹底しています。違反すればもちろん0点となり、単位は与えられません。
    自然科学系はもっと厳密な論文構成をすると思っていました。学術論文であれば、単語の選択、句読点の有無にまで、著者は責任を持たねばらりませんね。もしも、今回のように大量のコピー・ペーストが許されるのであれば、学生にどのように説明したらいいのでしょうか。

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  86. 理研の次の会見の内容は、今回の野依氏のリアクションで読めました。調査結果として「今回の件は未熟な1研究者の過ちでありますが、それを見抜けなかった理研としても大きく責任を感じます」とか言って、小保方氏の解雇かユニットリーダーから格下げ、笹井氏のセンター長昇任は見送り・減給といった程度で済ますつもりでしょう。

    プレス発表では理研の思惑にはまって、そのまま発表してしまったプレス関係者の皆さんには、また騙されないように独自の取材による真実の報道を期待したいものです。

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  87. 参考文献ってさ、自分の論文に少なからず影響を与えてくれた貴重な情報源として、敬意をもって記載するものじゃないの?
    だから記載方法を厳しく指導したって、駄目なんじゃん?
    それに、掲載誌によってフォーマットが違うので、これはとんでもなく面倒な作業なんだが、最近はソフトで管理するから大分楽にはなったよね。

    結局、敬意というものを執筆者の貴重な時間を費やすことにより、代替していた良い時代が終わり、便利な道具で時間を思いっきり省略して一歩先を行き相手を出し抜こうとする人間のエゴを優先できる時代になったんだよね。

    写真屋さんが出入りしていた時代がなつかしいなあ。

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